京都市木津川市の瓶原ガムランプロジェクトで、野村誠作曲(児童合唱とジャワガムランのための)《踊れ!ベートーヴェン》(1996)のリハーサルに立ち会う。7月23日に、瓶原で上演され、9月11日に京都芸術センターで上演される。26年前に作曲した曲で、ガムランに子どもが加わる曲で、26年前にも貝塚やジャカルタやプランバナンの子どもたちが参加した。当時の子どもたちは、今では30代半ばになっているだろう。26年前に無名の若手作曲家野村誠が書いた音楽は、当時のガムランの世界に衝撃を与えたが、今日はガムラングループのマルガサリのメンバーだけでなく、瓶原の地元の人々が演奏に参加している。26年前の27歳の作曲家が書いた元気がいい曲を、2022年の人々と一緒に演奏する。26年前の演奏を経験しているのは、中川真さんとぼくだけ。代替わりしたメンバーとのリハーサルが本当に楽しかった。
26年前にジャカルタの子どもたちと考えた歌詞で、今の瓶原の子どもたちが歌っていること自体が奇跡のようで感激だった。9月11日に世界初演になる會田さんのガムラン新作のリハーサルにも少し参加させていただいた。
昨日は蒲生でベトナムのゴング、今日は木津川でインドネシアのガムラン。全く別のプロジェクトなのに、二日連続で東南アジアのゴング文化に触れて、久しぶりに東南アジアに行きたくなった。
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