野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

映画《霧の音》/竹野相撲甚句への取り組み

城崎国際アートセンター(KIAC)の主催で、JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)のワークショップ@竹野ふれあい会館。4年生〜中学生の子どもたち対象だったが、子どもの申し込みが少なかったため、大人も参加可能に切り替えて、子どもと大人の混成チームによるワークショップ。

 

2018年に竹野相撲甚句に出会って以来、竹野相撲甚句を探求し、それを違った形で竹野の子どもたちに継承する試みを模索している。しかし、コロナで十分に実施ができなかったり、今回は子どもが十分に集まらなかったり、いろいろな困難がありながら、KIACの橋本さんが奔走して企画してくれて実現。13:00-15:00

 

JACSHAで《相撲甚句ファンファーレゲエ》を演奏し(鍵盤ハーモニカトリオ)、自己紹介の後、四股を踏んだりして、竹野相撲甚句の動画を見て、JACSHAで2年前に作った竹野相撲甚句体操をしながら歌に親しみ、竹野相撲甚句のステップを覚えながら歌に親しみ、その後、ステップをベースに、メロディー、ベース、合いの手の3パートに分かれてパート練習をして合奏。最後には、JACSHA樅山がサックス、 JACSHA鶴見が三線で加わって合奏。せっかくなので、ぼくも即興でピアノで加わった。

 

そして、 16:00-、波田野州平監督の映画《霧の音》の上映会。これには、地元の人も多数参加に加えて、鳥取、熊本、青森など、遠方からも多数参加。事前にデータをもらって自宅で見ていたが、大画面で大きなスピーカーで味わうと、また全然違った味わい。この映画、今後も色々なところで上映していきたい。その後、KIAC橋本さんと波田野監督とでトークトークに客席から91歳のじゅんちゃんが相撲甚句を披露。

 

KIACに戻り、アートセンターのみなさん、さらには、台湾から滞在中のカンパニーの方々、長期の滞在制作が終わったアーティストの武本さんらと交流。