25絃の新曲の作曲。山本亜美さんの9月のリサイタルのためのフライヤーの入校が近いので、作曲ができていなくてもタイトルが決められるといい。戸島美喜夫の作品のアレンジを頼まれるはずが、作曲になった。だから、戸島先生の作品を吟味しないと、自分が書く作品について決められないでいる。今日、５曲目の《風の実Ⅱ》の楽譜を整理して、ピアノで弾いてみた。これで５曲浄書して、全部通して弾いてみた。『音楽の未来を作曲する』の中で高校時代に戸島先生にお会いしたことを書いた。その時、ぼくの楽譜を見て、「これは作品というより、君の演奏だね」と戸島先生は仰った。その時は、作品ではないことがダメなのだと思った。でも、戸島先生の楽譜を見ると、そこには、これは作品というよりも、戸島先生の演奏のようである、と思う。それは楽譜として完成しているというより、ある音楽に近づいていくためのガイドだ。
２年前に書いた《世界をしずめる 踏歌 戸島美喜夫へ》の山本亜美さんによる演奏はこちら。
びわ湖アーティスツみんぐる2022『ガチャ・コン音楽祭 2』に向けて、連日考えていて、梵鐘の本を読んだり、色々しているが、企画の骨格づくりの最中。Googleマップで滋賀県を眺めながら、コースを考えたり、昨年度の資料を見返したり。本日は、コーディネーターの野田智子さん、永尾美久さんと打ち合わせをした。色々、大詰め。
