野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

香港のワークショップ/問題行動トリオ

香港のCCCDCentre for Community Cultural Development)が、高齢者のオンライン合唱団をやっていて、そのファシリテーターを4週間ごとに担当をリレーしていくとのこと。6月にぼくも担当する予定になったので、今日はワークショップを見学した。

 

香港もオミクロンが広がっていて、対面のワークショップができず、zoomで開催。30人ものメンバーがそれぞれ自宅から。9割近くが女性。高齢者というが、ぱっと見た印象では60代くらいの人もいそう。見学のつもりでビデオをオフにしていたら、いきなりモックさんが紹介して下さり(広東語だから何を言ってるかわからないけど、マコトノムラと言ってたので)、そのまま皆さんに「ネイホウ」とご挨拶。久しぶりに広東語をいっぱい聞いて、自宅にいるのに香港にいる気分になる。

 

見学のつもりだったが、ワークショップの前半は、体操とかストレッチみたいなことが多かったので、一緒に参加。手を振ったり、首を回したり。運動不足の高齢者にはいいのだろうが、運動不足のぼくにもいい。肩に力を入れて、123で脱力して、「あー」と声を出す。こういうのは、言葉が分からなくても身振りを真似していれば、ついていける。体を動かすのは気持ちがいい。合唱団というか、体操の時間が続く。

 

ようやく歌が始まる。コール&レスポンスになっていて、ファシリテーターの人が歌った通りに、やまびこのように返す。これが、よくできていて、外国人のぼくでも真似できるくらい短く単純なフレーズの連続。もちろん、意味はわからないし、ちゃんと真似できているのかは不明だけど。

 

という前半の後、前回、参加者の皆さんが、自分の不幸について書いた歌詞を画面共有。漢字で書かれているけど、これを見ながら、即興的に節をつけて歌うのだが、これになるとお手上げ。ここからは、純粋に見学者に。ファシリテーターの人がギターで即興で伴奏しながら歌ってくれる。色々な人の不幸。ということで、香港の人たちと楽しく交流する90分だった。最後は、皆さんがぼくに手を振ってくれてお別れ。6月が楽しみだなー。

 

問題行動トリオのオンライン会議もあり、昨年11月のパフォーマンスのダイジェスト映像の編集方針について話し合った。

 

畑仕事は相変わらずつづく。