野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

宮城道雄、菊武祥庭、洋楽に出会う

大阪音楽大学にて、世界のしょうない音楽ワークショップの5回目。昨夜(というか今朝2時)に書き上げた新曲

 

《雪つもり 時の流れが 春をよび》

1 宮城道雄 洋楽に出会う

2 菊武祥庭 洋楽に出会う

 

を実際に音に出した。1の方は、お正月によくBGMでかかる《春の海》と《きらきら星》をミックスした曲で、どちらも有名な曲なのにミックスすることで、意外な美しさ、幻想的な世界を生み出せたところが自分なりのセールスポイント。ヴァイオリンのハーモニクスだったり、尺八だったり、箏だったり、19絃とギターだったり、色々味わい深く、これだけで幸せ。

 

2の方は、菊武先生のおじいさんの傑作《稚児桜》の手事の部分5分くらいを全部採用しているので、すごく盛りだくさん。しかも、邦楽に洋楽の様々なエッセンスをトッピングしまくっているので、短い時間でリハーサル大変なのはわかってた。でも、やりたかった。こっちも慣れると、かなりいい感じになりそう。

 

手応え十分のワークショップが終わり、熊本へ帰る。あ、しまった。リハーサルに一生懸命で、ワークショップの参加者に2月22日のコンサートの宣伝するの、すっかり忘れてた。

 

皆さん、おつかれさまーー。