野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

棲家の通し稽古/宮城道雄 洋楽と出会う/菊武祥庭 洋楽と出会う

東京滞在を終えて、京都に移動。新幹線の中で譜面を書き続けて、出口が見えてきた。明日のワークショップに新曲が間に合いそう。

 

きたまり演出/振付のダンス公演『棲家』のリハーサル。前回のリハーサルからダンスはかなり練り上げられていて、本番4週間前にして、通し稽古で現時点でもかなり仕上がっていて、由良部さんの妖しく美しい踊りに心動かされた。ここから、さらにディテールを詰めていくことで、どんな舞台になっていけるのか、本当に楽しみ。コロナの時代、ステイホームの時代に、50年前の太田省吾の戯曲『棲家』がダンスに変容して蘇るとも言えるし、50年前の戯曲を手がかりに、きたまりが踊りを創造しているとも言える。太田省吾にもバッハにも、そこまで深く関わる理由がなかったぼくも、気がつくと太田省吾を読み解き、バッハを読み解く作業に引きずり込まれていて、世阿弥とバッハが混在したような宇宙を浮遊しながら音楽を手繰り寄せようとしている。京都芸術センターに行って、ピアノの下見もした。

 

ki6dance.jimdofree.com

 

その後はホテルに缶詰になって、楽譜の細かいところを修正したり、パート譜をレイアウトしたりして、なんとか終わりそう。2月26日の『世界のしょうない音楽祭』で世界初演する新曲は、仮タイトルは、

 

雪つもり 時が流れて 春をよび

1 宮城道雄 洋楽と出会う

2 菊武祥庭 洋楽と出会う