きたまり/KIKIKIKIKIKI新作ダンス公演『棲家』の公演情報が公開になった。チケットの発売開始は2月1日からとのこと。
里村さんが美術家の武内明子さんと打ち合わせをするので、天草までのドライブに同乗。ぼくも少しだけ武内さんのアトリエを見学させていただいた。武内さんのことは不勉強で全く知らなかったので、たまたま同乗していた流れで見学させていただいたのだが、アトリエに入るや否や、そこは武内ワールドだった。アトリエと個展会場が合体したような感覚になったのは、ギャラリーのように白く塗られた壁だったり、スポットライトで明かりがあったり。そこで武内さんの絵画、オブジェ、陶芸などに触れることができた。
コンセプトやコミュニケーションばかりが強調され美術本来が持つ魅力を失っている現代美術シーンに出会うと、コンセプトはいいから力強い絵が見たいとか、コミュニケーションもいいけど生でしか体験できない色彩を味わいたいと、しばしば思う。そして、デジタル時代の21世紀に、手書きの絵画は廃れてしまうのだろうか、と危惧したりする。新聞で表現できないこともある。報道写真で語れないこともある。言葉で言えないけれども、ぼくたちが生きている上で感じている様々な思いもある。そうした思いを投影できる場として、現代にも絵画は非常に必要であるはずだ。言葉で表現し得ない何かを絵が語りかけ、色は語りかける。そうした絵画が次世代に継がれていくような、そんな世の中にぼくは生きたいと思う。そういう意味でも、今日、武内さんにお会いできたのは希望だった。
2月24日の川崎でのコンサートに向けて、清水友美さん、近藤浩平さん、田口雅英さんとリモート打ち合わせ。
19時半～「世界の果てまでオッペケペーの種を蒔け」
清水友美performs野村誠×近藤浩平×田口雅英
ミューザ川崎シンフォニーホール音楽工房・市民交流室
http://www.kawasaki-sym-hall.jp
JR川崎駅より徒歩3分/京急川崎駅より徒歩8分
入場料 前売 2,000円 当日2,500円 全席自由（60名限定）
