野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

こどもアートサーカス2021 ワークショップやりました!

劇場のルールは、時に不思議だ。感染症対策で、椅子を離して並べたところ、これが消防法に反するとのこと。椅子は連結し、80センチの通路を作るとのことで、椅子を連結して、子どもが隣同士に座る配置に修正するプランが出てくる。ただでさえコロナで不安で参加か迷った人も多いだろうから、椅子を連結するならば、間に空席を入れたい。大慌てで、椅子の配置を変えて、消防法にも抵触しないけれども、感染症対策にもなる置き方を考える。スタッフもミュージシャンも一緒に知恵を出しながら考える。

 

明日のコンサートは、約200席のチケット(収容人数400人強のホール)が完売とのこと。ありがたい。

 

本日は、14時ー16時にワークショップ。おおまかな流れは以下の通り。

 

開場-14:00  子どもたち自由に太鼓

14:00-14:10   野尻さんのリードで、子どもたちとのドラミング

14:10-14:13   あやしいサーカス団のメンバー全員が加わり、テーマ曲(野村作曲)の演奏

14:13-14:16  挨拶。椅子や床も鳴らす。

14:16-14:30  13拍子に挑戦。手拍子。ステップ。ブルガリアの曲に合わせて。

14:30-14:40  福島さんのリードで、部屋のあちこちに散らばり、沈黙の多い即興

14:40-15:00  中川さんのリードで、シンセサイザーで作曲。

15:00-15:04  つくった曲に合わせて、太鼓でセッション。

15:04-15:15  休憩

15:15-15:20  曲を聞いて、どこの国か当ててみようクイズ

15:20-15:25  あやしい国のカウントを考える

15:25-15:30  あやしい語をつくる

15:30-16:00  あやしい語を歌にする

16:00-16:05  作曲したあやしい語のリズムに合わせて太鼓で行進

 

2時間でこんだけやったら、ヘトヘトになったが、これで終わりではない。今日、子どもたちが作ってくれた”あやしい語の歌”を我々でアレンジして、明日のコンサートで演奏するので、これからリハーサルとアレンジ作業。しかも、子どもたちは自分で演奏しなくていいとなると、19拍子の超複雑なテーマを作ったり、無理難題を作ってくれた。しかし、無理難題に頑張って、なんとかやりきる。

 

夕食後は、明日のコンサートのリハーサルや音響チェック。これが、輪をかけてヘトヘトになる濃密なものだったが、明日のコンサートのプログラム、本当にすごい。子ども向けのコンサートで、こんなガチンコな曲ばかりを羅列したプログラム、すごい。チェレンジング!それと、大画面のデジタルサイネージの映像が美しいのと、このコンサートのためにアニメーション作家の古国府薫さんが描いてくれたイラストやアニメーションなども素晴らしい。しかし、映像チェック、音響チェック、段取りチェック、などなど、確認事項は多く、結局、退館時刻の22時ギリギリまでリハーサルが続く。いよいよ、明日がコンサート本番。

 

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