劇場のルールは、時に不思議だ。感染症対策で、椅子を離して並べたところ、これが消防法に反するとのこと。椅子は連結し、80センチの通路を作るとのことで、椅子を連結して、子どもが隣同士に座る配置に修正するプランが出てくる。ただでさえコロナで不安で参加か迷った人も多いだろうから、椅子を連結するならば、間に空席を入れたい。大慌てで、椅子の配置を変えて、消防法にも抵触しないけれども、感染症対策にもなる置き方を考える。スタッフもミュージシャンも一緒に知恵を出しながら考える。
明日のコンサートは、約200席のチケット(収容人数400人強のホール)が完売とのこと。ありがたい。
本日は、14時ー16時にワークショップ。おおまかな流れは以下の通り。
開場-14:00 子どもたち自由に太鼓
14:00-14:10 野尻さんのリードで、子どもたちとのドラミング
14:10-14:13 あやしいサーカス団のメンバー全員が加わり、テーマ曲(野村作曲)の演奏
14:13-14:16 挨拶。椅子や床も鳴らす。
14:16-14:30 13拍子に挑戦。手拍子。ステップ。ブルガリアの曲に合わせて。
14:30-14:40 福島さんのリードで、部屋のあちこちに散らばり、沈黙の多い即興
14:40-15:00 中川さんのリードで、シンセサイザーで作曲。
15:00-15:04 つくった曲に合わせて、太鼓でセッション。
15:04-15:15 休憩
15:15-15:20 曲を聞いて、どこの国か当ててみようクイズ
15:20-15:25 あやしい国のカウントを考える
15:25-15:30 あやしい語をつくる
15:30-16:00 あやしい語を歌にする
16:00-16:05 作曲したあやしい語のリズムに合わせて太鼓で行進
2時間でこんだけやったら、ヘトヘトになったが、これで終わりではない。今日、子どもたちが作ってくれた”あやしい語の歌”を我々でアレンジして、明日のコンサートで演奏するので、これからリハーサルとアレンジ作業。しかも、子どもたちは自分で演奏しなくていいとなると、19拍子の超複雑なテーマを作ったり、無理難題を作ってくれた。しかし、無理難題に頑張って、なんとかやりきる。
夕食後は、明日のコンサートのリハーサルや音響チェック。これが、輪をかけてヘトヘトになる濃密なものだったが、明日のコンサートのプログラム、本当にすごい。子ども向けのコンサートで、こんなガチンコな曲ばかりを羅列したプログラム、すごい。チェレンジング!それと、大画面のデジタルサイネージの映像が美しいのと、このコンサートのためにアニメーション作家の古国府薫さんが描いてくれたイラストやアニメーションなども素晴らしい。しかし、映像チェック、音響チェック、段取りチェック、などなど、確認事項は多く、結局、退館時刻の22時ギリギリまでリハーサルが続く。いよいよ、明日がコンサート本番。