昨日の日記に問題行動マガジンに原稿を書きたいと書いたので、早速書いた。「問題行動の学校をつくる」という中学時代のエピソード。
低音デュオ（＝松平敬＋橋本晋哉）から１−5分程度のポップス的な小品の作曲委嘱があり、ポップス的な小品だから、２分くらいで相撲甚句の曲を作曲しようというのが、当初の構想だった。でも、作詞をどうするかで考えているうちに、松平さんが『シュトックハウゼンの全て』という素晴らしい本を執筆されているし、シュトックハウゼンの相撲に関するレクチャーを題材にした相撲甚句を作ろうと考えて、タイトルだけ《どすこい！シュトックハウゼン》と決まった。シュトックハウゼンの相撲に関するレクチャーは5分程度の内容だが、5分で喋った内容を歌にすれば、5分よりも断然長くなってしまうので、短く編集しなければならない。短く編集する際に、それなりに脚色を加えていかないと成立しなくなっていって、だんだんオリジナルのテキストから逸脱して、野村作品に変容していった。そうして、できあがった作品は、なんとかギリギリ５分に収まるくらいまで凝縮することに成功し、一応、完成。シュトックハウゼンと相撲のことで始まっているけれども、時間とか態度とか色々なことに広がっていく作品になった。非常にコミカルで軽い部分も多いけれども、一方でとてもシリアスで深みのあるテーマに入っていける作品になった。5月19日に世界初演。
先週の映像の仮編集の動画が、草本利枝さんから届く。素晴らしい風景と映像。そして、佐久間さんのダンス。子どもたちとの交流。上映会もやりたいなー。
