野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

徹夜→徹家→‥‥

今朝も「四股1000」で、四股を1000回踏んで、安田登「野の古典」を音読。

 

その後、滋賀県の大津に。ながらの座・座の周辺を散策したり、博物館に立ち寄ったり、犬の散歩などをして後、ながらの座・座で、橋本敏子さんと里村真理さんと打ち合わせ。

 

そもそも、昨年『徹家の音楽会 夏至の<座座>部屋』を開催する予定だったが、コロナで延期した。豪華ゲストを6名も招聘し、ちゃんこ鍋を作って食べたり、長時間濃厚に交わり合う企画だった。これは、いずれ実現させたいが、まだ実現できそうにない。では、今だったら何がやりたいか。散歩したり、庭を見たり、お茶を飲んだりしながら、じっくり原点に戻って考え直す。ぼくは、ながらの座・座に住む。ここで生活するということをしたいと思った。橋本さんが、野村誠を展示すると考えたらどうか、と言った。動物園に動物を見に行くように、野村誠が暮らしている様子を公開する。2年前に、島袋くんのキュレーションで、吉増剛造さんが「詩人の家」というのをやっていたことも、少し思い出した。そもそも『徹家の音楽会』と言っていたのだから、徹底的に家を楽しむのであれば、住んでみるのが一番だ。幸いにも、座・座は広い。一度に40名の観客を集めてのイベントはコロナ禍では無理だとしても、数週間生活する間に分散して40名の人が訪ねてきても、十分にディスタンスもとれるし、何より、その時その場でその人との出会いや交流から音楽や何かが生まれる現場をシェアできる。うん、そんなのやりたい。幸いにも、春先は時間のゆとりもあり、そんな風にして何かを始めていくことができそうだ。里村さんも、鮒寿司づくり体験やマップづくりなど、やりたい案が生まれてきた。やりたい案が転がるように出てくる企画はいい。転がっていこう。

 

こちらが昨年の企画案。

ながらの座・座|新型コロナウイルスによる「徹家の音楽会・夏至の〈座・座〉部屋」公演延期のお知らせ

 

そして、こちらが、その前にやった「徹夜の音楽会」ドキュメント動画。

 

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