野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

コロナ禍における新しい表現/マイアミの演劇

「コロナ禍における新しい表現」という動画が公開されていることに、今頃気づく。居間theaterとのトークも面白かった。

 

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「四股1000」のホスト担当で、今朝は、安田登『野の古典』の前口上を音読した。

 

午後、マイアミくんの演劇上演の打ち合わせに、マイアミくんのお宅を訪ねる。マイアミくんとは、90年代の終わり頃に東京で出会い、歌の二階堂和美さんと、野村をゲストに招くライブを企画してもらったことがあったり、2002年に、CD「せみ」に収録した「せみ小倉」の中で、即興で詩の朗読のような歌のようなパフォーマンスをしてくれたり、その頃、我が家に10人くらい初対面の人を連れてきて我が家を突然パーティー会場にしたり、といった付き合いがあり、彼の不器用なほど表現に対して真っ直ぐな態度に、いつも触発されてきた。10年以上、いや15年以上は、会っていなかったような気がするが、突然メールで出演依頼がきた。そして、再会した。マイアミくんの住んでいる家自体が、本当に面白い空間。ここは、どこなのか、時空が歪む。地域と演劇と教育について、都市と文化について、彼が色々と考えを巡らせてきたことを聞く。プロジェクトの構想自体は、ダンサーの藤井泉さんと美術ユニットのヒスロムが出演し、野村が音楽をし、建築家の岡啓輔さんが関わり、大工/展示を前田文化の「騒音コンサート」でもご一緒した野崎将太さんが関わるもの。色々なことが不明なまま、でもマイアミくんの色々な想いを共有できたので、今日はこれでOK。あとは現場で。