11月23日のアッセンブリッジ・ナゴヤでのライブ動画が公開に。39分あたりから、野村作曲の「Beethoven 250」。バッハの無伴奏チェロから始まって、ボサノバ、野村乱入、野村作品、観客参加までの60分一本勝負。
ということで、11月の名古屋も懐かしいのだが、本日より再び名古屋。メシアンと野村作品を中川賢一さんと演奏する濃密な日々が始まる。会場は愛知県芸術劇場だ。ぼくと愛知県芸術劇場との歴史は、
2000年 「若手邦楽家の挑戦」に、田中悠美子さん、片岡祐介さんとのトリオで出演
2004年 リコーダーと笙とオルガンのための「どちらにしようかな」作曲し、世界初演。
2010年 あいちトリエンナーレ2010出演。オープニングレセプションで遠田誠とパフォーマンス。「プールの音楽会」開催。
ということで4回目の登場(のはず)。いずれもプロデューサーは藤井明子さん。今回のように、がっつりピアノを弾くのは、今回が初めて。
本日、中川賢一さんとリハーサルをして、中川さんのピアノのパワーに圧倒されそうになりながら、どんどんこちらのパワーが引き出される感じで、気がつくとメシアンの「成就のアーメン」を爆音で演奏している自分たちに気づく。リハーサルなんだから力をセーブして弾けばいいのだが、あんまり手抜きでは弾けない曲なのだ。というわけで、あっという間に5時間が経過する。中川賢一はすごいし、メシアンは凄いし、全力で向き合わないと、太刀打ちできないので、目一杯楽しもう。
その後、ぼくは特大リハーサル室にグランドピアノを用意してもらい、そこで4時間個人練習したり、リハーサルの音源を聴いてチェックしたり、作曲したりして、気がつくと退館時刻の22時になっていた。