野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ダムタイプ/ホセマセダ/タナカンダ

ダムタイプの新作動画が今だけ無料配信ということで視聴する。90年に「pH」を京都で見てから30年、95年に「S/N」をブリュッセルで見てから25年の月日が経つ。2020年のダムタイプは、90年代を懐かしく思い出す時間でもあり、25年の月日が経っても、砂山典子さんや薮内美佐子さんが相変わらず出演し、激しくカッコよく踊っている。すごいな、この人たち。ぼくも四股を踏んで体を鍛えよう。

 

「世界のしょうない音楽祭」のための作曲は、インドネシア。以前、「青少年のためのバリバリ管弦楽入門」でバリガムランにフォーカスを当てたので、今回の曲では、そこまで活躍させない予定。

 

2月8日、TPAMでホセ・マセダ作曲の「ウドロッ・ウドロッ」の上演がある。1990年には京都で、2010年には大阪で、大規模な演奏がされたし、1997年の京都の法然院での演奏には、ぼくも関わっている。TPAMでは、恩田晃さんがディレクターで、今回、野村と樅山智子さんと水田拓郎さんの3人がファシリテーターをすることになった。今日は、恩田さん、樅山さん、水田さんとのオンラインミーティング。コロナ禍でホセ・マセダの数百人から数千人で演奏できるこの曲を演奏するのかぁ。今までのどの演奏とも違うソーシャルディスタンスの少人数の演奏になるのかなぁ。今日は、国際的に活躍する3人の音楽家とマセダの音楽について語り合う時間がとても貴重なひとときだった。

 

神田佳子さんの相撲組曲「Xe」のタナカンダによる演奏のオンライン配信も視聴。熱演のピアノと打楽器。竹澤悦子さんの朗読と、サトさんの判子絵もよかった。

 

年末に向けて、廊下やお風呂などの掃除もした。今年も残り4日。