Memu Earth Labでのレジデンス10日目。里村さん（アートコーディネーター）、進藤さん（美術家）と朝食後、帯広空港へ。９時半、Nick Luscombe（音楽キュレーター）、James Greer（フィールドレコーディング）、千葉伸彦さん（アイヌ音楽研究者）、森下有さん（東京大学講師／Memu Earth Labディレクター）の４人が到着し合流。帯広百年記念館で展示を見る。千葉さんから、アイヌ音楽との出会いの話なども聞く。進藤さんから、北海道の開拓の歴史についての話などを聞く。薬膳中華の店でランチ。回る食卓のことをLazy Susanと言うことなどを知る。それぞれのバックグラウンドの紹介。13時に、帯広アイヌトウウポポ保存会の酒井奈々子さんのお話を聞く。歌の特徴、踊りの特徴など、お話してもらう。即興的であること、自分たちが楽しむための歌であること、明日の練習に来ることを勧められる。食材の買い物、ばんえい競馬を１レースだけ見て後、芽武に戻る。千葉さんからアイヌ音楽を学ぶ和人としての葛藤や様々なお話を聞く。雨天のための競馬練習場を改装した隈研吾建築のレストランで調理の後、夕食。中庭の反響が予想外のエコーと不思議な音響であることに気づく。夕食の後、NickとJamesから彼らが行なっているMusicityというプロジェクトについてプレゼン。建築と音楽とサウンドアートのプロジェクト。千葉さんからアイヌ音楽についてのレクチャー。音楽的特徴とこの数十年で、音楽がどのように変容しているか？様々な問題提起。
