野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

山下里加さんとのトーク

相変わらず、「四股1000」。今日は、1000回踏むだけではなく、少し撮影もした。ただただ、大地を踏む四股という単純な行為なのに、この単純な行為を繰り返していくうちに、写真の話になったり、蛇の話になったり、意外な展開をしていくのがいつも面白い。人によって四股にこんなに違ったことを感じているのかと、それを共有する時間が愛おしい。

 

午後、「音楽の根っこ」のトーク。ゲストに山下里加さん。鈴木潤さんと書いた「音楽の根っこ オーケストラと考えたワークショップハンドブック」を巡ってのトーク。山下さんが2005年に企画したブリコラージュ・アート・ナウ「きのうよりワクワクしてきた。」という国立民族学博物館の展覧会は、いわゆる「アウトサイダーアート」とか「障害者アート」と呼ばれるものと、いわゆる「現代アート」と呼ばれるものと、いわゆる「民族学資料」と呼ばれるものが、そうした区別のない状態で構成される枠組みや価値観を吹き飛ばす面白い展覧会だった。山下さんは、今は京都造形芸大改め京都芸術大学アートプロデュース学科の教授。彼女は、地域創造の取材で日本全国津々浦々100以上のアートプロジェクトを取材して原稿を書いていると言う。1時間半では時間が足りないくらい、いろいろ話せて楽しかった。(以下のYouTubeに動画アーカイブあります)。

 

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その後、2件の打ち合わせがあって、さすがに、昨日も長時間のリモートワークショップだった上に、今日もこれだけZOOMのリモートミーティングがあると疲れはてた上に、梅雨のジメジメで体が重苦しくなってくるので、ちょっとしっかり休んで気分転換をしたい。