遠征が終わり、関西に戻る。
午後、野村誠作曲の「ポーコン」(2011)のリハーサルに立ち会う。1月25日の日本センチュリー交響楽団の定期演奏会(@いずみホール)で演奏される。同楽団コンサートマスターの松浦奈々さんがヴァイオリンで、3人の打楽器奏者(安永さん、広川さん、関さん)が、タンバリンやカスタネットや鈴、さらには、クイーカ、マラカス、シンバル、ウッドブロックなどで共演。リハーサルの時点で、既に大変素晴らしく、楽しくて仕方がない感じで、作曲者としては、大満足です。さらに面白くなるために、ちょこちょこ意見しましたが、さらに練習してくださるようなので、1月25日の本番が本当に楽しみです。
夜は、アートエリアB1にて、「ハイドン大學」レクチャーを、鈴木潤さんとしました。1月25日の日本センチュリー交響楽団の定期演奏会で演奏されるハイドンの交響曲3曲を解説。潤さんがハイドンと漫才を比較して分析していたけれども、ぼくと潤さんのやりとり自体が漫才のようだったとのこと。それにしても、これでぼくは、ハイドン大學に登場が4回目なので、合計12曲ハイドンの交響曲を分析したことになります。ということは、ハイドンの交響曲の9分の1は分析したわけで、ハイドンの11%の交響曲については話ができるようになってしまいました。だんだん、ハイドンの個性や特徴がつかめてきたし、作曲の上でもハイドンという奇妙な作風の作曲家の影響を受けていると思いますし、すっかりハイドンの魅力にはまってきてしまいました。
1月25日は、いずみホールで「ポーコン」とハイドンを聞いてみませんか?野村作品がハイドンにはさまれて演奏されることも、なかなかないことですから。野村作品が違った感じで聞こえるかもしれないし、ハイドンも違った感じで響くかもしれませんよ。