野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ヒューとだじゃ研の交流

えずこホールでの4日間が終わり、白石の温泉と温麺を楽しんで後、新幹線で東京に移動。車窓から見える雪化粧した山々を味わいつつ、ヒューと今後の打ち合わせ。彼と日英でプロジェクトを継続していけることは、本当に貴重なことだ、と思う。

東京芸大千住キャンパスに着いて後、ヒューと買い物、マッサージ、カフェなどの「束の間の休息」を経て後、だじゃ研(だじゃれ音楽研究会)とヒューとのシェアリング。

1 自然発生の即興演奏(全員)
2 ケロリン唱(だじゃ研)
3 uha(ヒュー)
4 おんぷ(だじゃ研)
5 トンボについての意見交換
6 アナグマ音楽(ヒュー)
7 ハエ音楽(ヒュー)
8 あいう(ヒュー)
9 sound bath(ヒュー)
10 ああ、こんな感じ(だじゃ研)
11 Tony Chestnut(ヒュー)
12 5分間の即興演奏(全員)

ケロリン唱」と似たアイディアで、何かやっているでしょう、とヒューにリクエストしたら、その場で「uha」が出てきた。簡単なルールだが、それをすぐに提案できるヒューも、それにすぐ対応できるだじゃ研も素晴らしい。

EU離脱について国会で審議の英国を救うのはトンボだ、と3日前に映像のスティーヴがヒューにメールしてきたらしい。そこで、トンボの話を色々する。

アナグマ音楽は、鼻を床から10センチ以上離さずに歌うという奇妙な体験だが、これは「聴く」ということを再認識できる活動。一人のために演奏する「sound bath」なども「聴く」こと「演奏する」ことの意味を、根源的に体感できる活動だった。
 
そして、イギリスの副首相のお兄さんを持つTony Chestnutに捧げた「だじゃれ音楽」をヒューは作っていた。

濃密な交流の2時間だった。ありがとうヒュー。ありがとう参加してくれたみなさん。