野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

まことのさいわいは一体なんだろう!ハレルヤ!

鳥取市少年少女合唱団を訪ねる。先月作曲した合唱曲「いつの間にか銀河ステーション」の練習に。行くと、コンクールがあったため、まだ、全く譜読みもしていなかったようで、その場で子どもたちに譜面を配っていている。結局、ぼくが1時間子どもたちに指導をして、みんなで初見の合唱曲をなんとか通して歌えるくらいのところまでいく。11月2日、3日の本番までにはまだ時間があるので、これが熟成されて、次回にはもっともっと素敵な音楽になっていくだろう。子どもの中には個人差も大きく、すぐに音がとれてしっかり大きな声で歌えてしまう子もいれば、なかなかすぐにはチンプンカンプンという子どももいる。通常、作曲家は、練習して仕上がった状態で聞かせてもらうケースが多いので、こういう初めての練習の状況に行くのは、非常に稀有な体験だった。子どもたちにとっても、初見の楽譜を作曲者直々に指導という珍しい体験をしたのだと思う。

 

まことのさいわいは、一体なんだろう?ハレルヤ、ハレルヤ!!と歌う。ちなみに、今日は、遠田誠の誕生日。えんだー まことのー さいわいはーーー 一体なんだろうーーーハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ!

 

午後は、鳥取大学に移動し、鳥取銀河鉄道祭の音楽チームの練習。11月2日、3日に向けて。「活版所」の音楽が前回よりも断然活版印刷機の機械の感じが表現できて、音楽の精度があがってきている。ワークショップの参加者が、ワークショップの度に、全員が揃うと限らないので、常に流動性/柔軟性を持って演奏できるように、いろいろトライする。そうした工夫ができると、どんどん柔軟なグループになっていく。また、「北十字とプリオシン海岸」も、シンプルだけれども、深みのある音楽で、いつまででも聴いていられる。様々な楽器をどう効果的に組み合わせるかが鍵になりそうだ。最後は、演劇チームとの合同リハーサルも行なった。

 

その後、取材が一件。Yに行き、蛇谷さんがカウンターに立っている。なんと、東京アートポイント計画のAM/PMというフリーペーパーが蛇谷さん特集をしていて、我らが蛇谷が、東京アートポイントと驚く!満面の笑顔の巻頭写真!詳しくは、こちらを

 

www.artscouncil-tokyo.jp