野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

パリに着きました

ヨーロッパへ出発する時は、時差ボケ対策で、徹夜する。深夜の3時ごろに荷造りを始めて、朝6時に家を出て、関西空港に8時半に着き、チェックインし、10時に搭乗し、10時半に離陸。

 

移動の電車で1時間寝て、飛行機の中で5時間寝た。パリまで12時間のフライトなので、それでも映画を2本見ることになる。

 

到着したのが、フランスの15時(日本の23時)で、電車でパリ市内に出て、メトロでベルビルまで移動。待ち合わせの場所で、四股を400回踏んだら、ジャグリングカンパニー「頭と口」の渡邉尚くんと儀保桜子さんが現れる。10月に神奈川芸術劇場(KAAT)での日仏共同ジャグリング公演のクリエイションのためのフランス合宿1週間。彼らは、技術としてのサーカスだけでなく、定住する家を持たずに、自分の体と最低限の荷物を持って移動していくライフスタイル。かつて、居候芸術と言って、小川恭平や小川てつオが、ずっと人の家に居候しながら、そこで何かをしていたことも思い出されるし、文字通りノマドな暮らしぶり自体も興味深い。

 

ギヨームのアパルトマンに移動。気づくと1時間ほど寝てしまう。その後、尚くん、ギボさんと食事をしながら、語り合う。1ヶ月、ずっと無償でストレッチのワークショップをし続けた話や、野草や釣りなど自給自足を極めたい話、靴を履かない暮らしの話、交通機関や自転車を極力使わずにひたすら歩く話、助成金に申請しない話、などなど、興味深い話をいっぱいし、ぼく自身の今後のライフスタイルを考える上でも、とても良いヒントをいっぱいもらう。

 

話が面白く、なんとか22時半すぎまで起きていられて、23時頃に就寝。

 

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