野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

秋の煩悩祭り

自転車を購入。新車を購入して、気分一新。

ピアノの研究。相撲の「腕を返す」と「脇を閉める」の二つを、ピアノの演奏にどう応用できるか、それで、音はどう違うか。演奏の時に、肩甲骨はどう動いているか、を意識しながらの練習。

その後、今夜のきたまり(ダンス)の音楽のために、楽器を選ぶ。瓦楽器、(香港で購入の)中国打楽器、リコーダー、ハーモニカ、ペットボトル、鍵盤ハーモニカなど。

アバンギルドに2日連続で来るとは思わなかったが、Four Dancersの108回目。「秋の煩悩祭り」。ポールダンスのアメリカ人ダンサー。京大で文化人類学の博士を取得し、舞踏から入って、今はポールダンス。日本語ペラペラ。衣装替えいろいろあり。面白い人。袋坂ヤスオさんの、股間でランプが点灯しながら、ヘルメットとサングラスを脱いでいく舞踏。木村英一くんのドラグクイーン
ショー。この間に、きたまりとの収穫煩悩ダンス・音楽30分セッションやりました。まりちゃんから、「マコトさんは脱がないんですか?」と振られたので、どんどん脱いで、ふんどし一丁になってピアノを弾きました。他のダンサーの方々ほど見せられる身体でないかもしれませんが、裸でピアノを弾くのは、なかなかできない体験。貴重な体験をさせていただきました。きたまりは、素晴らしいダンサーで、その素晴らしいダンスを見て演奏するつもりが、自分も脱いで演奏するために、あんまり冷静にダンスの音楽を担当するようなノリは許されない感じがして、結局、あまりダンスを見ずに、自らの煩悩と格闘し戯れる時間となりました。

インドネシアから来日中のウキル・スルヤディと再会。Senyawaというバンドで世界各地で活躍中。わざわざ、ライブ見に来てくれて、嬉しい。ウキルは、現在、京都芸術センターで滞在制作中。ウキルは、ぼくとレコーディングしたいみたいで、いつ会えるんだ。お前の家に行きたい。などなど、嬉しい再会だったよ。明日、ロンドンに飛ばないことになったから、ウキル、一緒に音楽できるよ。

帰宅後、インターネット通話で、門限ズの会議。遠田誠のダンスも、イギリスに行かなくなったので、見に行ける。