野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

編み物作曲

今日も横浜。BankARTスクールの6回目です。

ここまでの流れ

1 共同作曲概説(帰国した日に時差ぼけレクチャー)
2 ズーラシアの音楽について、宿題「CDを聴いて、それを自分なりの方法で楽譜にする」
3 (片岡さん代講で)しょうぎ作曲(実際に作曲してみる)
4 Wあつしの「ワークショップ駅伝」に参加、宿題の続き
5 Wあつし+P−ブロッのコンサートに参加、宿題の続き

あと、3回しかありません。

今日は、新たな宿題「3分で実践できる作曲法」。考えてきてもらった中では、2種類しか試せませんでした。「コーナー・ソング」では、決められた線の上を奏者が歩きながら、どこかで他の奏者と出会ったら、じゃんけんして、負けた人が勝った人の指定したフレーズを演奏しながら歩く、というもの。なかなか面白い。

あと、「音つきのかくれんぼ」をしたら、狭い教室なのに、みんな見事にかくれました。

それから、ぼくのレクチャー。「しょうぎ作曲」→「絵を楽譜と見るワークショップ」の話と、「しょうぎ作曲」→演劇的な要素が音楽から出てきたこと、そして、白井剛くんとやった「サイレント・コンダクター」、「フィジカル・ピアニスト」について語りました。

それから、編み物を楽譜と見る音楽で、「編み図」を楽譜と見て、音楽に変換していくチームと、それから、もう一つは、編み物(または音楽)の原画になる絵を描き、その絵を単純化して、さらにデジタル化して、音楽にしていくチームに分かれて作業しました。

編み物から生み出される幾何学模様は、音楽にすると、それがなかなかよかったです。

授業終了後、今日はできなかったのですが、宿題でトランプを使った作曲を考えていた人がトランプ持参だったので、ババ抜き、7ならべ、大貧民、などをして遊びました。トランプも楽しいです。

ということで、明日から、あいのてさんツアーです。
詳しくは、あいのてさんホームページをご覧ください。
http://ainotesan.kenkenpa.net/ai-note/toppage.html

長野→新潟→富山→金沢→名古屋→京都→大阪→浜松で、2週間後に横浜に戻ってきて、BankARTスクール。来週は坂本一孝さんに代講していただき、鍵盤ハーモニカについてレクチャーをしていただきます。