野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

鍵ハモのこと、なんでも教えます

春に東南アジアに行く関係で、ビザの手続きなどを、行っておりまして、今朝は、病院に健康診断の結果を受け取りに行きました。幸い、問題なし。よかった、よかった。インドネシアに提出用の写真は、背景が赤でないといけないので、背景が赤の写真がとれる写真屋さんを探して、行ってきました。


2月3日に、
野村誠 鍵ハモトリオ「鍵盤ハーモニカ3重奏のために。」

というコンサートがあり、

1曲3分、15人の作曲家による、15曲
を演奏します。


http://www.jscm.net/?p=1777

そこで、現在、各作曲家の譜面とにらめっこして、色々、試行錯誤をしております。結構、地道に指使いを考えたり、譜面に書き込みをしたり、パート譜を作ったり、、。

こんな風に、鍵盤ハーモニカの道を極めていくのは、非常に楽しいし、20年近く試行錯誤してきた鍵盤ハーモニカの世界は、なかなか奥が深くなってきたのを感じます。

しかし、次世代の鍵ハモ奏者で、野村誠を越えるような人が出てくるのかなぁ、とも思うと、ちょっと寂しい気分にもなります。ぼくが20年間かけて開拓してきたノウハウなんて、全部教えてあげるから、ぼくが辿り着けないその先まで、極めるつもりの人いたら、どうぞ、いつでも名乗り出てきて下さい。全部、教えますし、色んな譜面だって、全部あげますから。今、多くの作曲家がつくっている新作は、いずれ鍵ハモ黎明期の古典として定着してもらう予定なのです。

次世代の鍵ハモ奏者として、インドネシアのGardika Gigih Pradipta(1990-)が出現して、ぼくは、自分の知識を全部伝えました。日本でも、彼のような存在が出てきたら嬉しいなぁ(そんな合間に、19日のピアノソロのコンサートに向けて、ピアノ練習中)。