野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

あいのて放送

「あいのて」の第1回目の放送をホテルのテレビで見た。ヒューが9時10分にぼくの部屋にやって来て、一緒に見た。前の番組から続けて見ていたら、「あいのて」の音量が全体的に小さかった。(安物の)テレビのスピーカーは、話し声のあたりの音域ばかりを強調するものが多いので、そうなると、「あいのて」で出てくる楽器の音が小さく感じてしまう。逆に現在市販されているようなテレビの音質ならば、かなりきちんと聴こえただろう。これをどれくらい意識すべきか、が問題になってくるな、と思った。ここは、ちょっと研究の余地あり。いろいろ反省点もあるので、次に生かしていきたいです。

ホエールトーン・オペラ進行中

えずこホールで、ヒューと二人で、ホエールトーン・オペラのスコアの作成作業を続ける。昨日のワークショップでできた「Heavenly blue(あさがお)」の歌の譜面をヒューが書いている。昨日のバージョンはかなりゆっくりした曲だったけど、朝顔は一瞬しか咲かないので、音型はそのままにして8分の5拍子のアップテンポにしたら、全く違った感じの曲になった。
4幕の構成が、もうちょっとクリアになってきた。
1幕は、ポップバンドだけじゃなくて、色んなバンドがあるので、様々なバンド
2幕は、ワークショップのメンバーによる歌が多いので、2幕のコンセプトはコミュニティ・コーラス
3幕は、ゲスト全員のソロが出てくる実験音楽のソロ
4幕は、全員が登場するからオーケストラかな、と考えているうちに、シンフォニーという言葉が思い浮かんだ。そう考えると、4幕は、速い曲(船の旅+嵐+ジャマイカの牛)・遅い曲(ジャマイカの牛の秘密の言葉)・ダンス(2つのダンス)・壮大な曲(結婚式)と4楽章になっているではないか。
このことを意識して、3幕にあった「カバのモテット」を2幕に移すなど、いろいろ組み替えています。かなり、4幕それぞれのキャラクターが明確になってきました。

白石女子高校吹奏楽部

ヒューと一緒に白石女子高校へ。ホエールトーンには参加できないが、10周年記念の音楽劇に参加してくれている。今日はヒューは、名前の曲というのをやった。アルファベットのabcdefgが、英語の音名でラシドレミファソに対応しているので、i以降も同様にラシドレミファソに対応させていく。そして、各自で自分の名前をローマ字で書いて、自分の名前の音型を作る。それに各自で自分の好きなリズムを作って演奏。これを指揮に合わせてループして演奏するというもの。指揮者が、パートごとにオン・オフして演奏。
続いて、「ジャマイカの牛の秘密の言葉」をやるために、マウスピースだけでポルタメント(ピッチベンド)をして、各パートごとで、交互に会話するようにしながら演奏。マウスピースのないダブルベースや打楽器は、何か特殊奏法などで対応。
終わった後、事務室にいたら、吹奏楽部のうちの二人が、「鍵盤ハーモニカでかっこよく演奏するにはどうしたらいいですか」、質問に来た。それで、また別室に移動して、実演説明してみました。鍵盤ハーモニカが好きって嬉しいなぁ。

えずこギターアンサンブル

はえずこギターアンサンブルとのワークショップ。これは、45分限定なので、ワークショップというより顔合わせ。せっかくヒューがいるので、是非一度ということなのでしょう。ホエールトーン・スケールを使って、各自の名前のリズムでアンサンブルをしてみました。