野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ガチャ・コン音楽祭の打ち合わせ/馬鹿ばやしのアレンジ/アジアだじゃれ音Line音楽祭

『ガチャ・コン音楽祭』の打ち合わせ。びわ湖芸術文化財団の福本さん、山元さん、竹村さん、コーディネーターの永尾さんと。10月31日のシンポジウムの進行について。10月17日のツアーライブのパンフレットについて、などなど。気がつくと2時間半近くの長時…

近江鉄道とのやりとり続く/江州音頭の相撲もの/わたしの身体はままならない

今日は落ち着いて作曲に着手するつもりが、予想外にバタバタで取り組めず。うーむ。まぁ、こんな日もある。 びわ湖・アーティスツ・みんぐる2021『ガチャ・コン音楽祭』の『車内放送歌合戦』がいよいよ10月1日より始まる。900形車両では、車内放送にオリジナ…

植木鉢の音楽/八妙ばやし/無人駅の音楽会の撮影/車内放送の整音再修正

びわ湖・アーティスツ・みんぐる2021『ガチャ・コン音楽祭』というアートプロジェクトのディレクターをしている。近江鉄道は、滋賀の人々には、「ガチャコン」の愛称で親しまれていて、(通勤通学時を除くと)1時間に1本しか走らないが、風光明媚な景色の…

水口囃子の作曲/カエルの里の佐久間ダンス/車内放送の整音

今日より、『ガチャ・コン音楽祭』のための作曲作業が開始。と言っても、3曲あって、 1 水口囃子(甲賀市) 2 日撫神社相撲甚句(米原市) 3 江州音頭(東近江市) と、近江鉄道の北の終点米原の相撲甚句、南の終点貴生川からすぐの水口の水口囃子。その…

今日まで休日モード

ワクチンの影響で、昨夜、少し微熱でベッドに倒れこむように眠り、朝も目が覚めず、昼間近くまで熟睡。起きると熱は下がっていて、体も軽やか。今日までワクチンで寝込む予定だったので、明日から仕事を再開の予定。でも、調子がよかったら、草本さんが撮影…

アジアだじゃれ音Line音楽祭のアーカイブ/砂連尾理のデュオダンス/ベトナムの大地にゴングが響く

9月12日に開催の『アジアだじゃれ音Line音楽祭』の動画アーカイブが、YouTubeで公開になった。インドネシア語、タイ語にも日本語字幕もつくので、耳では東南アジアの言語をお楽しみいただきながら、インタビューをお楽しみください。それぞれの試みが、音楽…

いしいしんじの物語

今週末は、十和田市現代美術館にいる予定だった。ところが、コロナで11月に延期になったので、熊本にいて、今朝はワクチンの2回目を打ちに行った。前回同様、左腕に打たれた。家に戻り、ピアノでバッハを弾く。バッハは左手をいっぱい使うが、特に左手が弾…

ウナギ/日本の作曲家/狩野山雪の相撲/長崎次郎書店

休養モードで充電中。本日は、パソコンの電源を入れなかったので、インターネット・デトックスの1日。いしいしんじさんが訳した『げんじものがたり』を読み始める。京言葉の現代語訳で、源氏物語の今まで読んだどの訳よりも身近に感じグルーヴ感のある語り…

筒井はる香『フォルテピアノ 19世紀のウイーンの製作家と音楽家たち』

昨日からオフで充電中。本来は、十和田市現代美術館に行っている予定だったのが、コロナで延期になったので、リラックス週間。自宅にて、楽器を演奏したり、本を読んだり、音楽を聴いたり、大相撲を見たり、四股を踏んだり、料理をしたりの充電の日々。 筒井…

休日モード/夏目漱石と寺田寅彦

今日からの5日間は、休養モードで充電の予定。なので、お仕事は来週から再開で先送りなのだが、昨日の録音だけは、10月1日からの近江鉄道での車内放送に間に合わせないといけないので、音源を聴いてテイク選び。タイムマシンレコードの五島昭彦さんにデータ…

びわ湖アーティスツみんぐる2021『ガチャ・コン音楽祭』遠足「さんぽと歌」

びわ湖アーティスツみんぐる2021『ガチャ・コン音楽祭』のプロジェクト・ディレクターをしている。プレイベントとして、6月のキックオフ対談、7月−9月に3回開催の地域コーディネーター”ぐるぐる”育成講座を行い、いよいよ、これから4つのプログラムが次々…

アーティストというマイノリティ/コントラバスのことば

畑に大根とかぶの種まきをした。ほうれん草は順調に発芽している。 社会的なマイノリティの当事者の声を伝える機会は、以前より格段に増えてきている。しんどいことでもあるが、マジョリティの論理に流されないために、カミングアウトして、自分たちは「存在…

西成彦と歩く熊本/橙書店

里村真理さんの立命館大学大学院での恩師である西成彦先生は立命館に勤務する前は、熊本大学に13年勤務していたそうで、今週、熊本大学でレクチャーなどあって、熊本に来られているとのことで、里村さんのセッティングで、西先生と初めてお会いした。場所は…

《コントラバスのことば》書き上げる/《アコーディオン協奏曲》日本初演が待ち遠しい

台風が接近の熊本にて。庭にある鉢など台風で飛びそうなものを倉庫に片づけ、台風に備える。室内に籠り、黙々と作曲。大相撲も少しだけ観戦し、将棋も少しだけ観戦し、あとは作曲。新曲《コントラバスのことば》がほぼ完成。 野村誠《コントラバスのことば》…

言語脳と非言語脳の間/宇宙船のウ!

コントラバスの新曲の作曲は大詰めで、今日でほぼ完成の予定で進めていたが、全く着地できず、何をやってもうまくいかない。つまり、方針がおかしい。今日、色々書いたけれども、全てボツにした。何がうまくいかないかというと、コントラバスのために作曲す…

野良犬の遠吠え/トランス・バランス・コントラバス/ふれぶん組曲

近藤聖也さんから「ことばとコントラバス」というお題をいただき、作曲しているが、今週末には書き上げる予定なので、今日は、完成の一歩手前くらいまで書くつもりで、1日作業をした。 曲は大きく分けて、3つの場面から構成される。第1の場面は、「コント…

スケジュール/試行錯誤できる贅沢/農作業/花火

昨日は1日オフモードだったので、今日からお仕事再開。フリーランスというのは、生活と仕事場の区別がないので、下手すると休めなくなる。だから、仕事と休みの区別を意識的につくる。以前からやっているのが、1年の初めにカレンダーのすべての週に2日「…

オフモード

昨日の『アジアだじゃれ音Line音楽祭』が濃密だったので、今日はオフモード。自宅の畑に畝をつくり、ホウレンソウの種まきをしたり、家の片付けをしたり、大相撲を見たり、のんびり過ごす。と思ってたら、門限ズとボーイズと九州大学と北九州芸術劇場のプロ…

まつりだ!まつりだー!ついに、ついに、ついに、『アジアだじゃれ音Line音楽祭』

午前中、一瞬の隙をついて、熊本市現代美術館に行き、最終日のテオ・ヤンセン展をクイックで見ようとしたが、コロナ対策で人数制限ありの予約制で、午後4時くらいまで予約がいっぱいで見られず。宇城市不知火美術館のリニューアル準備室の里村真理さんが、…

通訳も音楽のようだ/20年前の9月11日

午前中は、里村さんと熊本市内まで出て、島田美術館のカフェでランチ。 午後は、音まち事務局と打ち合わせ。さらに、通訳の方々と打ち合わせ。特に第2部では、日本語、英語、インドネシア語、タイ語の4ヶ国語が飛び交うので、通訳との打ち合わせ+リハーサ…

さんぽと歌/口の消毒/コントラバス/風土とともにつくる

米原在住のシンガーソングライター、岡田健太郎さんと打ち合わせ。岡田さんは、『ガチャ・コン音楽祭』の「車内放送歌合戦」の駅名ソングを4曲作曲されているが、9月20日に、一緒にワークショップ「さんぽと歌」を行い、朝日野駅と河辺の森駅の駅名ソン…

主役も脇役もない

コントラバス奏者の近藤聖也さんの委嘱で、コントラバスと言葉のための作品を作曲している。近藤聖也さんのご自身のリサイタルのために書かれた挨拶文が、なかなか曲者ぶりを発揮している文章で、とりあえず、そこを起点に作曲をし始めた。ぼくなりに解釈し…

北斎バンド/アジアだじゃれ音Line音楽祭/コントラバス

一年前の今日は、墨田で北斎バンドをやっていたらしい。コロナ禍の東京だったが緊急事態宣言も出ず、無観客じゃなく公開収録という名目で有観客で開催した。後日公開できるように、しっかり録音/録画していただけたので、今でもYouTubeで見られる。北斎バン…

無参加者ワークショップ/能舞台/八日市文化芸術会館/石橋を叩いて渡る

びわ湖アーティスツみんぐる2021『ガチャ・コン音楽祭』のプログラムを準備中。本日は、プログラム1「うたと遠足」のための打ち合わせ。財団の山元さん、福本さん、コーディネーターの永尾さん、野田さんと。 コロナ以降、コンサートを観客なしで行う無観客…

江州音頭をリサーチ中

びわ湖アーティスツみんぐる2021『ガチャ・コン音楽祭』に向けて、少しずつリサーチ中。今日は、松本敦三さんを訪ねた。松本さんは、江州音頭の保存会の会長をしていて、江州音頭の芸名は桜川伯山。しかし、松本さんは、それだけではなく、関西大道芸フェス…

野田幸江さんとの講座

熊本から滋賀に移動。びわ湖アーティスツみんぐる2021『ガチャ・コン音楽祭』の準備を進めている。9月12日まで緊急事態宣言の滋賀なので、一般公開のイベントなどは中止や延期しているが、本日は、10名弱のイベントで野外での活動が中心になるので、予定通り…

道なきところに道をつくる東南アジアのアーティストたち

『アジアだじゃれ音Line音楽祭』 https://aaa-senju.com/p/13950 は、アジアの民族音楽を紹介する音楽祭ではない。かと言って、アジアの(狭い意味での)現代音楽を紹介する音楽祭でもない。道なきところに道を築いているアーティストたちが、どんな風に道な…

アジアだじゃれ音Line音楽祭まで9日/バカバヤシ、オオマ、88888888、ハハハハハハハハ

9月12日の『アジアだじゃれ音Line音楽祭』も、9日後。今日は、第2部の多言語の交差するワークショップを脳内シミュレーションして、いろいろ考えていた。いよいよだなぁ。 今日は、滋賀県の水口に伝わる曳山囃子(水口囃子)の「バカバヤシ」と「オオマ」の…

自虐ネタでないコントラバス/門限ズ+ボーイズ+九大

《ことばコントラバス(仮)》を作詞・作曲中。テキストを考える上で、委嘱してくれたコントラバス奏者の近藤聖也さんの文章を読み、主役になれずに通常低音で支えるコントラバスという楽器とコントラバス奏者の愚痴やボヤキのようなものに興味を抱き、そう…

3度の食事と3度のリモート会議

本日は、朝昼晩と3つリモート会議があった。1日に全く違う打ち合わせが3つもあると、さすがに疲れた。 午前中は、びわ湖アーティスツみんぐる2021『ガチャ・コン音楽祭』関連の打ち合わせ。びわ湖芸術文化財団の福本さん、山元さん、コーディネーターの野…