野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

まことのさいわいは一体なんだろう!ハレルヤ!

鳥取市少年少女合唱団を訪ねる。先月作曲した合唱曲「いつの間にか銀河ステーション」の練習に。行くと、コンクールがあったため、まだ、全く譜読みもしていなかったようで、その場で子どもたちに譜面を配っていている。結局、ぼくが1時間子どもたちに指導…

打ち合わせ2つ

鳥取に移動。鳥取銀河鉄道祭も大詰め。ゲキジョウ実験‼︎!「銀河鉄道の夜→」に向けて、鳥取入り。門限ズのジョホンコ(倉品淳子:俳優)と、舞台監督の大野さん、事務局の木野さん、野口さんと打ち合わせ。11月2日、3日が本当に楽しみです。 その後、スコ…

ジョン・ゾーンに本当に影響を受けたのに

10時間強熟睡して、休養中。体調回復して、明日からの鳥取遠征に備える。 16人の作曲家へのインタビューをまとめた本、William Duckworth「Talking Music -conversation with John Cage, Philip Glass, Laurie Anderson, and Five Generation of American …

タイの仲間たちと再会!

本日も音結にセッションに出かける。和泉中央まで片道2時間強の旅。 昨夜は風邪をひいたのか熱も出て、体調がすぐれず、うがいとのど飴で向かう。熱は下がったが、けだるい。そして、子どもたちの前で、だるそうにピアノを弾き始めてから、即興で音の交流を…

音結とのセッション1

和泉市立人権文化センターの人権啓発事業「音楽とデザインで子どもの生きる力を育てよう」の講師として、今日と明日、即興音楽のワークショップをする。企画は、NPO法人音楽サポートネット音結。チラシによれば、 音結は、音楽でコミュニケーションをとる団…

京都は秋の気配

久しぶりに京都の自宅。秋の気配あり。でも、クマゼミがシャンシャン鳴いている。夏の終わり。洗濯機をまわす。昨日、一緒にコンサートをしたアコーディオンの大田智美さんのCDを開封。ヴィオラの赤坂智子とのデュオ。CDのタイトルは「キアロスクーロー陰影…

今日のコンサートは、野村誠の抒情小曲集だった

ウィンズカフェ 272、野村誠+大田智美デュオコンサート@カーサ・モーツァルト。2年ぶりのウィンズカフェ 登場。川村龍俊さんが毎月続けているシリーズに、2年ぶり5回目の登場。最初の3回は、鍵盤ハーモニカ奏者として、様々な作曲家に委嘱した鍵盤ハー…

新曲Casa Mozart, summer 2019を作曲

明日のコンサート「野村誠+大田智美デュオコンサート 野村誠作曲作品オンパレード(即興演奏なし!)」に向けて、個人練習をみっちりやる。練習を全部やり終えたら、アンコール曲を書きたくなって、「Casa Mozart, summer 2019」を作曲。短い、短い、小品。…

生まれる小冊子、合流する音楽、動物とこども

「お産を楽しむ本」の著者の河野有砂さんと、自然育児友の会の内田さんと、ミーティング。昨年、一昨年に開催した「自分も生まれる旅×ノムラノピアノ」の第3弾に向けて。いろいろ話すうちに、「自分も生まれる旅×ノムラノピアノ」の小冊子を作成することを…

大田智美さん(アコーディオン)との濃密なリハーサル

東京に移動。大田智美さんと5時間を超える濃密なリハーサル。8月25日のコンサートで、野村作品17曲演奏する。「動物の演劇組曲」の多くが12年ぶりに演奏する作品の数々で、アコーディオンの音色が素晴らしすぎて、感動の連続。大田智美という素晴らしき…

リボーンアートフェスティバル満喫!

リボーンアートフェスティバルに来ている。昨日、一昨日と詩人の吉増剛造さんとの25年ぶりのセッションを行った。今日は展覧会は休みだが、網地島の会場を訪ねて、展示を見てまわり、島と散歩と作品を満喫。 (詳しくは、のちほど更新) 深夜、クジラの解体…

栗鼠の掌の音楽を聞け!

宮城県の石巻で行われているリボーン・アート・フェスティバルに来ている。石巻駅から車で1時間の鮎川地区でキュレーターを務めるのは、野村の親友である島袋道浩。島袋くんの案内で、展示を見る。 詩人の吉増剛造さんは、ホテルの一室で展示をしている。フ…

吉増剛造との25年ぶりのセッション

京都から新幹線を2本乗り継ぎ、仙台へ。仙台から仙石線で石巻へ。石巻から車で1時間、リボーンアートフェスティバルの鮎川会場に行く。道中、津波の被害の痕跡を感じたり、新たな住宅があったり、新しい道があったり、風景から8年前の様々な災害が想起され…

鍵盤ハーモニカは耳で演奏する

福岡市の隣の春日市ふれあい文化センターにて、ワークショップ「フルーツバスケットオーケストラ」開催。子どもたち約30名。 「鍵盤ハーモニカ・イントロダクション」で始める。子どもが、頭で演奏できるならば、口で演奏できないか?と言う。やってみる。…

ローカルとグローバルと総合格闘技と総合芸術

ローカルとグローバルについて。朝、新田一郎著の「相撲 その歴史と技法」を手に取り読む。そして、相撲の多様性について、いろいろ考える。現在、相撲と言えば、大相撲のことをイメージする人が多いが、アマチュア相撲もあるし、日本各地に神事相撲があり、…

詩人の吉増剛造と25年ぶりの共同作業へ

台風一過で、京都は雨もあがり、遠征時の洗濯物もすぐに乾いてありがたい。 来週の月曜日/火曜日に、石巻に行き、吉増剛造さん(詩人)、島袋道浩くん(美術家)と交流する。 www.reborn-art-fes.jp 吉増さんと出会ったのは、1994年だから25年前。あの時、…

あやしいサーカス団

午前中は、鵜木絵里さんの歌のワークショップを見学。「お母さんといっしょ」とか、幼児向けのテレビ番組はあるけれども、幼児と親がこんな至近距離でオペラ歌手に童謡を次々に歌ってもらったりするのは、なんとも贅沢な体験。その中でも、突出していたシュ…

夏休みこどもアートサーカスを熱演!

野村誠が監修して、他の音楽家をゲストに招いたのではなく、今日から始まった「夏休みこどもアートサーカス」の「音楽のせかい」(@としまセンタースクエア=豊島区役所)は、ピアニストの中川賢一さんが監修。中川さんに呼ばれて集まった音楽家が鵜木絵里…

戸惑いはどこかへ飛んで行った

鶴見部屋でのJACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)合宿が終わる。最後に、國王神社を訪れた。坂東市は、1100年ほど昔に、平将門が活躍した土地。将門は、天皇に反逆し、自ら新皇を名乗り、討ち取られて、京都でさらし首になり、後に、将門の呪いなどを…

温泉でふやける

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会) 温泉でふやける日 37度の源泉掛け流しと 塩サウナ マッサージ 肌がきれいになり 体のいろいろな滞りが解消 夜、天皇の人権について語る 天皇に人権がない 憲法は国民には基本的人権を認めるが 天皇は国民とみなされ…

静寂こそが相撲

本日、JACSHA岩槻場所が開催された。歴史的な1日だった。 まず、今日の催しは、芸術祭の主催ではなく、一般市民の主催だったことが、喜ばしいことだった。3年前は、芸術祭(さいたまトリエンナーレ2016)で、何度も岩槻を訪ねた。地域に伝わる「子ども古式…

あらゆるところに土俵をつくり あらゆるところに取り組みをつくる

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の夏合宿を茨城の鶴見部屋で。 あらゆるところに土俵をつくり あらゆるところに取り組みをつくる コンサートホールとか、劇場とか、音楽業界とかだけでなく、あらゆるところを活動する場にする。土俵とは、人と人がぶつ…

JACSHA合宿はじまる

茨城県に移動。JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の合宿。 作曲家の鶴見幸代の実家を訪ね、鶴見宅のピアノで連弾。「相撲聞序曲」(野村誠作曲)と「朝太鼓」(鶴見幸代作曲)。 その後は、鶴見部屋にて、バーベキューしながら、語り合う。相撲聞芸術の…

ヒューとノムラのミステリー音楽

1月にヒュー・ナンキヴェルと行った「ミステリー音楽」ワークショップの動画が公開になった。映像は、泉山朗土さん。 vimeo.com 英語の歌詞を推理して、想像上の日本語訳の歌を作詞/作曲したり、指紋で楽譜をつくってその演奏の仕方を推理して作曲したり、…

「夏休みこどもアートサーカス」を作曲

あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」が、芸術祭開催から間もなく中止になった。ぼくは、実際に展示も見ていないし、詳細を細かく知るわけではないが、それでも確信を持って言えることは、展覧会関係者がここまで物凄く時間をかけて準備し…

淡路島の瓦

淡路島へ。10月5日、6日のKAATでのジャグリング公演「妖怪ケマメ」で楽器として使う予定の瓦を探しにいく。昨日の打ち合わせで急遽、かわら美術館の後藤さんも視察に来られる。 淡路島アートセンターの青木さんの案内で、中学校の吹奏楽部の練習を見学の後、…

かわら美術館へ

さいたま滞在を終えて、京都に戻る帰り道、名古屋で途中下車し、高浜市のかわら美術館を訪ねる。日本最大の瓦産地の高浜市。日本三大瓦の三州瓦として知られる。淡路島で淡路瓦で、「瓦の音楽」を2013年から探求してきたが、初めて、高浜を訪ねる。 淡路島で…

うつくしいまち埼玉公演

テアトロ・ムジーク・インプロヴィーゾ「うつくしいまち」埼玉公演を、無事終了。多数のご来場ありがとうございました。個人的には、さいたまトリエンナーレ2016の時に出会った方々との再会も、格別。 予想以上に多数のアンケートが回収されたこと、大人だけ…

言葉のない演劇と楽譜のない音楽の出会い

子どものための演劇をイタリアで長年追求してきた美術家/演出家のダリオ・モレッティと制作の並河沙耶が、淡路島で「瓦の音楽」を行なっている音楽家の野村誠とやぶくみこが出会い、2016年にテアトロ・ムジーク・インプロヴィーゾが結成され、淡路島での即…

「うつくしいまち」集中リハーサル

テアトロ・ムジーク・インプロヴィーゾ「うつくしいまち」公演に向けて、本日は、彩の国さいたま芸術劇場小ホールにて、終日リハーサル。 ピアノのウォーミングアップに、8月25日のコンサートで弾く「動物の演劇組曲」と「新潟組曲『水と土の子どもたち』…