野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ディックのパフォーマンス

香港での3度目の月曜日。午前中、自室で編曲作業。8月の北口大輔リサイタルのため。メキシカがやって来て、今夜、食事に出かける約束など。i-dArtのスタッフが交代でぼくを夕食に連れ出してくれる。これも、ベリーニの采配なのか、みんなが気を使ってやっ…

遠足の日曜日

今日は日曜日なので、i-dArtのスタッフたちは、お休みです。でも、i-dArtのスタッフとハイキングに行くことになり、遠足なのです。スタッフ数名(+7歳の娘さんも)。まずは、ランチ。庶民派食堂のランチセット。「出前一丁」というメニューは、インスタン…

楊琴、哨吶、琵琶の若者たち

香港での3度目の土曜日。午前中は、「ミワモキホアプポグンカマネ」の第2楽章「アプポ」の編曲をする。i-dArtの美術スタジオでは、ディックの指導のもと、アートコースの受講生たちが絵を描いていた。今日は、模写。何かの絵を見て、それを模写する。写真…

温水プール療法

昨日で、香港に来て、2週間。あと残り、11週間。1週目は、ここの施設で多くの時間を過ごし、2週目は施設の外の人とも積極的に会った。3週目は、慣れてきたので、いろいろ遊びを入れていきたい。ここのところ、できるだけi-dArtのオフィスで時間を過ごそ…

セッションしたり、楽器をつくったり

今朝の朝食は、ベリーニの提案で、腸粉とシュウマイをカフェでデリバリーしてもらい、i-dArtのオフィスで食べるというもの。他の人も食べるのか、と思ったら、もちろん、みんなは朝ご飯を食べて出勤なので、ぼくだけが食べることになる。オフィスで朝食もい…

受賞しました

香港での暮らしもそろそろ2週間。朝食後、i-dArtのオフィスに顔を出し、みんなと雑談。すると、ベリーニから、スタッフ全員に重大発表があり、i-dArtのアートコースが香港文化芸術協議会(だったかな?名称うろ覚え)の芸術教育部門賞の受賞の報告。5月中…

広東語の歌、香港理工大学の展覧会

本日は、アートコースA班の人たちとのシェアリング・セッション。普段は、この時間、このスタジオに絵を描きに来ている方々、数名が集まってくる。紹介されて、とりあえず、鍵ハモで演奏を聞いてもらう。体が自然に動く人、硬直する人、声が出る人、いろい…

シェアリング、ダンス、山水画

午前中、i-dArtスタッフと、野村のこれまでの活動についてシェア。野村が音大に行かずに、理学部に行ったこと。そこで、楽器の技術がない人々と音楽を即興的につくる方法を試行錯誤したこと。そして、学生時代に幼稚園を尋ねて子ども達とコラボレーションし…

革命は明日おこるーCCCD訪問

本日は、初めて香港島を脱出して、九龍半島へ上陸。MRTを乗り継ぎ、深水埗へ。おおっ、ここは凄い人混み。お祭りかと思うくらい人がいる。露店もいっぱい出ていて、しかも、インドネシア人がいっぱいいる。i-dArtの人から、働いているインドネシア人やフィリ…

エイブルアート・オンステージと燈亮時

イギリスのランカシャーを拠点に活動するコミュニティ音楽家のピート・モーザーが、香港の人々と繋いでくれていて、朝、メールを開くと、とんでもないことになっていた。Jockey Club Creative Art Centreのモック、Centre for Community Cultural Developmen…

金曜の夜の展覧会はしご

香港での生活も2週間目に突入したので、朝食は、根菜の味噌汁に。日本から持参の八丁味噌を解禁。1週間ぶりの味噌汁がしみる。午前中は、8月28日の北口大輔チェロリサイタルのために、「ミワモキホ」の編曲作業をしようと編曲し始めるが、間もなく、来…

健康診断や中国太鼓

今日は、香港の都心のセントラル(中環)駅で、ベリーニと待ち合わせ。朝8時25分頃に、JCRCを出ると、駅から、続々と職員が歩いてくる。プリスカに会い、メーリンに会い、みんなと次々にすれ違って、駅に行く。みんな定時に出勤しているんだなぁ。ぼくはM…

浅鍵盤、陶芸コースなどなど

3月31日の「徹夜の音楽会」の様子(文章と写真)が、ウェブで公開になりました。よろしければ、ご覧下さい。本当に充実の時間でした。http://nagara-zaza.net/2018/000323.php#moreアメリカのDaniel Barbieroが、野村誠が2012年に青森で発表した「根楽 Ro…

視察官のための演奏会

アメリカのDaniel Barbieroが、野村誠「根楽」をコントラバス独奏で演奏してみた、と録音を送ってくれた。それが素晴らしい演奏で、感激。6年前の青森でのインスタレーションは、現場で体験できないものだが、インスタレーションの写真から、こんな風に音楽…

i-Bakeryと温水プール

ベリーニが熱が出てしまい体調が悪いので、お休みとのこと。朝9時45分に、副施設長のメイリンさんが、ぼくを施設案内に連れ出してくれる。金曜日に、施設案内はあったではないか。もう案内は要らないんじゃない?と思ったが、甘かった。まず、入所者の人…

アバディーン散策

本日は、日曜日。自室で朝食を済ませ、町に繰り出そうかと思いきや、急に雲行きが怪しくなり、気がつくと外は嵐。どしゃぶりの雨に、暴風。これは出かけられないので、先日借りてきた大正琴を調弦して、弾いて遊んだりして過ごす。ベリーニが宿直のラムさん…

i-dArtギャラリー

本日は、朝9時半から、昨日まで5日間ワークショップをしていた台湾ダンスチーム「台北市芸術統合教育研究会」によるシェアリング・セッション。昨日唯一視察に行かなかったE棟のホールで開催。特別支援学級の先生など、外部からの参加者も多く、40名ほど…

巨大施設の見学

香港の朝。窓の外から、鳥の鳴き声が聞こえる。高層ビルも見えるが、山も見える。海も近いので塩の匂いもする。部屋で簡単な朝食をすませ、9時頃には、隣の娯楽室が人の声で賑やかなので、とりあえず顔を見せようと思ってドアを開けると、30人近くの人々…

香港に到着

京都の家を朝に出て、関西空港を昼過ぎに飛び、香港に夕方着きました。無事、入国を済ませ、迎えに来てくれたi-dArtのベリーニと1年7ヶ月ぶりの再会。空港からは、東華三院のバスで移動。運転手の方とベリーニとぼくだけで、この車椅子の人が自動昇降で乗…

草本利枝展はじまる

税務署に行って、無事、確定申告2年分を完了。その後、香港のベリーニとネット通話で打ち合わせ。いよいよ明日から、香港です。洗濯、荷造りなども進めて後、草本利枝写真展会場へ。今は使われていない登り窯が会場であり、かつての職人たちの作業の痕跡が…

領収証つづく

確定申告の書類作成が、まだ続いております。だいたい、確定申告の時期は、年度末で様々な仕事が重なり、遠征も多く、絶対に税務署に行くことはない。まして、今年は、フランスに1ヶ月行きましたし。年度が明けてすぐは、お花見とかあって、書類の作成では…

巨人と領収証

3日後には香港なのですが、確定申告をしていないので(実は、2016年と2017年2年分)、今日は、頑張って、領収証の整理をしております。それで、このブログを過去2年間全ての日を読みながら、どこをどう移動したかの旅費交通費の算出なども、延々…

またね鳥取

もう4日後には、香港です。まだ、鳥取。2019年秋に、市民参加音楽劇「銀河鉄道の夜」を上演するのです。本日、ホールを下見したり、カフェ(かるま、森の生活者)を訪ねたりしました。蛇谷さんとも久々の再会もあったし。一昨日、昨日で、かなりプロジェク…

88の星座

本日は、「銀河鉄道実行委員会」事務局の野口さんの運転、木野さんのナビゲートで、米子、倉吉を視察。米子というのは、八十八歳の時に生まれた子というのが語源だそうです。星座は全部で88。ピアノの鍵盤も88。米子の児童文化センターにはプラネタリウ…

鳥取にて

本日より鳥取。「銀河鉄道実行委員会」の皆さんとミーティング。総合プロデューサーは、ダンサーの木野彩子さん。今は鳥取大学の先生。8年ほど前、バンカートでの野村の講座のアシスタントをしていただいた方でもあります。ホスピテールの赤井さん、芸住祭…

ラジオ出演

NHKラジオに出演。番組の中で、日本センチュリー交響楽団とNPOハローライフと進めてきたThe Work music projectについて話しました。また、このプロジェクトの中で野村が作曲した「Overture for Geo-opera」、チェロ協奏曲「ミワモキホアプポグンカマネ」か…

即興のピアノを教える日

午前中、鍼灸へ。午後、即興のピアノを教える日だったので、比較的じっくりと色々やりました。1週間後は香港です。ぼくが着く日には、台湾のダンサーがワークショップしているそうで、着いたら一緒にご飯とかどうか?とか、ワークショップ見るか?とか言っ…

ドビュッシーもシューマンも大変だったんだ

怒濤の週末が終わり、ほっと一息。朝目覚めて、BBCのRadio3の今週の作曲家は、シューマン。シューマンの晩年、オーケストラの音楽監督になってデュッセルドルフに移住して後のお話。しかし、なかなかシューマンがオーケストラの楽団員からも指導力がないと非…

撮影しました

東京でのオルガンコンサート、ながらの座・座での一泊二日の濃密なコラボレーションを経て、今日は久しぶりに、のんびりと目覚める。朝、偶々手にとった本に、Arthur Lourieの1915年の図形的な楽譜のことが紹介されていて、へーっ、こんな時代に、ピカソに捧…

徹夜の音楽会(二日目)

深夜1時頃まで、「徹夜の音楽会」の観客と出演者とスタッフが、語り合う座・座談会が繰り広げられました。芸術フォーラムであり、飲み会であり、こどもたちがトランプしたり、色々なことが同時にあちらこちらで起こっておりまして、当初の予定の0時消灯は…