野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

國府さん訃報、1,010人、ガムラン

朝起きると、國府理さんの訃報を聞きました。取手アートプロジェクト2006でもご一緒した國府さん。ぼくが2年前に3ヶ月間も滞在制作したACAC(国際芸術センター青森)に滞在中に逝ってしまったそうです。あまりにも突然ですし、現代の問題に真っ正面から向…

450人の音楽

京都は相変わらず新緑の山々が美しいです。甘夏ハウスで開催中のチベットウィークの最終日に行って来ました。ダライラマのインタビューで、自己嫌悪などという感覚を、チベットの人々は持たない、とのコメントが驚きでした。明日は1010人の音楽の打ち合…

Musical Instrument Design

週末は東京でしたが、京都に戻って来ました。山々の緑が美しい季節です。「瓦の音楽」で瓦楽器を新作する予定なので、やぶさんとミーティング。やぶさんが、Bart Hopkin著「Musical Instrument Design」という本を持っていて、これが図も多く、なかなか参考…

相撲聞芸術

本日も、相撲甚句のワークショップを行いました。3日間、一の矢さんの美声を浴び続けたので、相撲甚句が身体の一部になった感覚があります。本日も、相撲愛好家、ピアニスト、打楽器奏者、三味線奏者など、数多くの方のご参加をいただきました。小学校時代…

レッツ相撲ミュージック

回向院でのワークショップ、いよいよ開催です。日本相撲聞芸術作曲家協議会としての初の公の活動です。Let's相撲ミュージック「相撲甚句をつくって歌おう」を開催いたしました。相撲をされている女性の参加もあり、相撲というのは、男女問わずやる時代になっ…

日本相撲聞芸術作曲家協議会、高砂部屋見学

日本相撲聞芸術作曲家協議会(Japan Association of Composers for Sumo Hearing Arts、略してJACSHAジャクシャ)とは ― 神事であり、芸能であり、スポーツであり、エンターテイメントであり、伝統であり、現代であり、文化であり、つまり智慧である相撲に耳…

砂連尾さん

ダンサーの砂連尾さんが我が家を訪ねてこられ、楽しいひと時。夜は、東京遠征を前に、「相撲甚句数え歌」をビデオで予習。節回しが複雑なので、取り敢えず、五線譜に書き起こすことに。これが、なかなか複雑でして、自分なりのメモとして、書きまして、その…

畑、相撲、ガムラン

本日は、ようやく畑に行きまして、収穫を少々と、里芋を植えてきました。今週末は、両国の回向院にてこれやります。作曲家の鶴見幸代さん、樅山智子さんとの日本相撲聞芸術作曲家協議会(ジャクシャ)による最初の企画で、松田哲博さん(元・一ノ矢、現高砂…

89歳のステージ

竹本住大夫さんの引退公演、「菅原伝授手習鑑」を大阪の国立文楽劇場に観に行きました。ぼくは、80歳になった時に、40年がかりで完成させる「老人ホームREMIX」を演奏する計画でいます。しかし、89歳で現役で舞台に立つことを、目標に日々精進したいな…

地味な楽器のための協奏曲

この4月、日本センチュリー交響楽団のコミュニティプログラムディレクターに就任しました。就任と言っても、この楽団から給料をもらっているわけではないので、常勤の職員ではありません。しかし、かなり多くの仕事をし、その仕事では、日本センチュリー交…

仕事の山

昨年の今日は、ジャカルタで、これから3ヶ月の東南アジアでしたが、今年は京都の春を楽しんでおります。昨日に続いて、仕事の山と格闘。明日のワークショップの準備や、今週末に行く東京の準備など。なかなか畑に行く時間がとれません。うーむ。

法事でした

法事で、名古屋に実家に行って参りました。祖父の50回忌と祖母の33回忌。祖父が他界したのは、ぼくが生まれる前なので、会ったことはありませんが、祖母の方は、中学1年の冬まで13年間、一緒に暮らしました。祖母は、ノートにボールペンで毎日のよう…

ディディエ

フランスというのは、数学も盛んで優れた数学者を多数輩出していますが、哲学も盛んで優れた哲学者を多数輩出しております。そして、色彩豊かな絵画や音楽、さらにはコンテンポラリーダンスも盛んなところであります。ディディエと稽古をしていると、彼は演…

子どものための哲学舞台

フランス人演出家ディディエ・ガラスとのアトリエ劇研での稽古が続いております。昨日まで、即興のゲームのようなことを繰り返しておりましたが、本日は、急にそうした要素を組み合わせて、全体を構成し、通し稽古をしました。本番が9月で8月に1ヶ月稽古…

ことばがはじまって後ガムラン

9月に上演するディディエ・ガラス演出の「ことばのはじまり」のリハーサル。京都のアトリエ劇研にて。戯曲なし、原作なしで、本当に何もないゼロからの創作をしております。演劇とダンスの境界線くらいのところで、言葉もゼロから出発して創作しております…

広島市現代美術館

周りに猫が多数住んでいる広島市現代美術館にやって来ました。今年の夏、7月26日〜9月23日に、夏休み子ども向け企画で、「野村誠の音楽室」を行うことになっています。展示会場になるスタジオを見て、美術館の周辺も散策し、お好み焼きを食べて、色々…

いよいよ

2014年4月14日。1と4が多い日です。いよいよ、という気分ですし、いーよ、いーよ、という気分でもあります。プランターのトマトやナスは発芽してきていますが、本日、新たに色々種まきをしました。庭に生ゴミを埋めておりますが、春になって分解速…

プンドポの夕べ

やぶくみこさんとのシリーズ、「プンドポの夕べ」第一回を開催いたしました。これは、2ヶ月に一回で開催しようと思っています。ライブ演奏⇒トーク+現地録音、の2つを交互に行い、色々な音楽の実験の場にしていこうと薮さんの意気込みを感じました。外国人…

カトリンさん

京都で3ヶ月のレジデンスが終わりかけているドイツ人写真家のカトリンさんとお会いしました。間もなく帰国されるようで、もっと早くお会いできれば、と思いましたが、また日本に来たいとのことでした。次回は、もっと濃密にお話ししましょう。とは言うもの…

砂連尾アーベント

アコーディオンのアンサンブル曲の作曲委嘱があり、色々参考の資料を送っておりまして、譜面に目を通したり、録音を聞いたりしております。一方、8日のThe Workプロジェクト(センチュリー響×NPOスマスタ)の内容をもとに、次回のワークショップに向けて、…

ことばのはじまり

アトリエ劇研の30周年記念で、ディディエ・ガラス演出の新作「ことばのはじまり」の音楽を担当することになりました。公演は9月ですが、リハーサルがスタートしました。 稽古の詳しい内容は、伏せておきますが、言葉のはじまりは、音楽のはじまりであった…

あれからどう会

本日は、第18回あれからどう会。先月から始まった水曜の夜のガムラン会場で、開催。ガムランの体験会もしました。昨年10月にインドネシアから帰国のひかりさんのインタビューも。アートとナンセンスと意味とデザインを巡る議論も行われました。私達は世界…

仕事

この4月に、日本センチュリー交響楽団という大阪を拠点とするプロのオーケストラが新設したコミュニティプログラムディレクターに、就任しました。楽団の名前も長く、役職名も長いので、何か略称を考えたいものです。で、今日が初仕事。オーケストラからは…

春です

久しぶりに夫婦で畑に行って来ました。畑へ向かう道中は、桜が満開。公園でお花見をしながら朝食。急に不思議なダンスをする男性出現し、比叡山に向かって踊り出す。春です。畑に行くと、冬の間と違って、雑草もホウレンソウも春菊も、一気に成長しておりま…

アルティ・ダンスカンパニー第10回記念公演「心中天網島」〜近松門左衛門より〜

バレエと、箏、三味線、尺八、十七絃と、打楽器が共演ということで、観に行って来ました。http://www.alti.org/page/1382538067.html 【演奏】 林美恵子(柳川三味線・十七弦) 林美音子(柳川三味線・箏・十七弦) 岡田道明(尺八) 宮本妥子(打楽器) 後…

京大西部講堂と麿赤兒

西部講堂に37年ぶりに行われる麿赤兒さんのパフォーマンスを観に行く。18時の開演直後に行くと、既に満席状態。400名ほどの人々。舞台上では、京大の阪上雅昭教授が、「万有引力と曲がった時空としての重力について」と題して、トークをしている。京…

王朝四代記/音まち千住の縁2011-2013

昨日、隣人から借りた本は、タイのチュラロンコーン王朝時代から、マヒドン王朝時代までの4代を生き抜いた女性を描いた小説「Four Reigns」(Kukrit Pramoj著)。タイの小説が、こうして英訳されていると、有り難いです。いきなり、正妻でない女性とその娘…

ご近所の宴

先月、お隣に美術家+サルの研究者のカップルが引っ越して来られました。ということで、反対のお隣(こちらは、演劇/古典芸能系、舞台/書籍/生活雑貨系のカップル)と三軒合同で、交流の宴。お猿の研究者さんは、フランス出身ですが、色々な国に調査に行…

ガムラン

先月より、毎週水曜日の夜は、ジャワガムランの日。子どもも大人も集まっております。ヒュー・ナンキヴェルがハダスフィールドで毎週一回集まっていたコミュニティバンド「Dangerous Volume」のことを思い出す。

2014年度の予定など

年度が変わり、消費税も8%になったらしいですが、そんな影響も分からないで、自宅でのんびり過ごしました。京都では、急に桜が咲き始めております。いきなり春の到来です。年度末は仕事が密集していて、身動きがつかない感じでしたが、ようやく自宅で過ご…