野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

コーファイと歌謡曲

今日は、ややホリデー気分で、ウイークエンドマーケットに行ってみた。広大な敷地に、様々な店があり、短時間では見尽くせない。帰国前に、もう一度来よう。 その後、タイ文化センターでの大衆歌謡のコンサートに。アナンのグループ「コーファイ」が出演する…

尺八も箏もタイの楽器です

シルパコーン大学の作曲の大学院生のためのレクチャー。シルパコーン大学で講師をしているジャン・ダビの招きで。フランス人のJDと前回会ったのは、5年前のスコットランド(エディンバラ)だったが、4年前にシラパコーン大学の専任講師として招かれて、い…

API事務局へ

今回のインドネシア/タイの合計3ヶ月、API Fellowとしての活動だ。APIは、日本、フィリピン、タイ、マレーシア、インドネシアの5カ国のフェローが、それぞれの専門領域で調査活動をするだけでなく、他のフェローと交流しシェアして展開していくプログラム…

タイ南部での束の間の観光

アナンとくみこさんとソンクラー大学の学生と、束の間の観光。ソンクラーの海岸から、湖に浮かぶ島へフェリーで移動。この島はイスラム教徒の住む島だそうで、通常、観光客は来ない場所、とのこと。島に入ると、色々な家の前に山羊がいる。山羊の多い島だ。…

ソンクラー大学のレン、そしてノラー・ロンクルー

朝4:30起床して、ドンムアン空港を目指す。朝5時にタクシーなんて走っているのかなぁ、と歩き始めると、簡単につかまり、渋滞もなく、空港へ。アナンと空港で会い、ハッジャイ行きの飛行機に乗る。ハッジャイは、マレーシアとの国境の近く。北緯15度…

学校という舞台

フアヒンでの濃厚な二日を終える。パトラという大女優/演出家が作った夢のような学校は、彼女が実際に作ってしまった大規模な舞台であり、彼女はそこで校長先生という役を演じている。ぼくらは、まるで映画やドラマの中にいるかのような錯覚を受け、現実と…

Patravadi High School Hua Hin

この学校は全寮制のようで、学生達は3食学校で提供される料理を食べる。こちらも、それを食べる以外に選択肢がない。朝食の時間は7時〜9時。7時頃に、学生達が次々に食べた後をねらって、8時半頃に行く。食事をするスペースに向かう道も、テーマパーク…

古琴→フアヒンの芸術高校

アナンと地下鉄の駅で待ち合わせる。地下鉄から電車に乗り換え、電車を降りると、アナンの学生(民族音楽学の大学院生)の運転で車で移動。例によってバンコクの渋滞につかまる。今日は古琴のワークショップに行くのだが、古琴の奏者の家が郊外にあるようだ…

自炊体制整う

妻は、一昨日からタイの食べ物にやられたのか、体調を崩しており、外食を控えていた。しかし、自炊のできる器具が十分ない。その状況を察してか、朝からアナンがやって来る。タイの伝統楽器の名手の女性と二人でやってきて、炊飯器やら食器を置いていってく…

ブッダダーサの思想と瞑想

BIAというところで、アメリカ人の音楽家ガリーがやっている「音と瞑想」のセッションがある。アナンの紹介で、ゲスト参加することになった。BIAが何かもガリーがどんな人かも分からないまま、BIAに行く。行って分かったことは、Buddhadasa Indapanno Archive…

タイでの予定を考え直す

今日は、チュラロンコン大学であるフォーラムに参加し、APIのオフィスを訪ね、その後、ガリーと明日の会場の下見をする、というのが、当初の予定でした。しかし、妻の体調が思わしくなく、予定をキャンセルし看病することに。ひとまず、お味噌汁などを作ろう…

アナンとの再会

バンコクの2日目。朝、民族音楽学者のアナンが訪ねてくる。2009年にオーストリアで会って以来だから、4年ぶりだ。バンコクで会うのは、2007年以来なので、6年ぶり。タイの民族楽器を自由自在に演奏し、カンボジアやミャンマーなど、東南アジアの各地の音…

バンコクの七絃琴

ジャカルタからバンコクへ飛ぶ。南緯5度から北緯10度へ、3時間ほどで移動。空港には、アナンの民族音楽学の大学院生ボーイとジュークがお迎えに来てくれる。35度、ジョグジャより遥かに熱い。車に乗ってバンコク市内へ。外の温度は38度。げげっ。大…

ジョグジャ最終日

いよいよ本日、ジョグジャ最終日。午前中に調査ビザの手続きの最後、Final reportを提出に役所に行く。「今日、帰ります」というと役所の方々も笑顔で見送ってくれる。空港使用料など、まだルピアが必要になるため、最後の換金をすませて、細かな買い物など…

こども創造音楽祭(ジョグジャ)

ジョハンさんが主催する「こども創造音楽祭」。23校の小学生に大学生達が行ってワークショップをしての発表会。ペットボトルや空き瓶など、通常の楽器じゃないものを多用し、楽器の買えない学校でも音楽ができることに重点がある。ぼくは、大学生たちに3…

魚をたべた

ジョグジャでの日々も残り2日。ということは、18日からタイなので、タイの友人に連絡をすべく、ネットカフェに。アナンの学生が、バンコクの空港までお迎えに来てくれるらしい。作曲家のJDの授業でどんなワークショップができるか、と問い合わせがきたり…

コンサート

今日はコンサート本番。朝8時からリハーサル。ところが朝6時半に、ギギーから電話。「メメット先生が9時から試験監督しなければいけないと連絡が来たので、夕方5時に変更できないか」とのこと。朝7時に、メメットとギギーが我が家に来て、運ぶべき楽器…

コンサート前日のリハーサル

2ヶ月のジョグジャ滞在も、残り4日。コンサートまで、あと1日。お昼の12時から、我が家にてリハーサルなので、お客さんに出すためのお菓子などを購入しに、午前中は買い物。客人をきちんともてなすのは、この国では重要なのだ。ということは、インドネ…

本番2日前ですが、曲は大幅に変わっていく

ジョグジャでの日々も、残り5日、コンサートまで2日。午前中、コンサートのプログラムのための原稿を書く。最初、英語で書いてギギーにインドネシア翻訳してもらおうと思ったが、これまでインドネシア語で話し合ってきたことなので、結局、インドネシア語…

コンサート3日前のリハと砂連尾さんとの遠距離共演

14日のコンサートに向けてのリハーサル。ギギー君が、ポスターを持ってくる。素敵なポスターだ。ニョト先生、メメット先生、ギギー君、ウェリー君、くみこさん、マコトの6人による練習。まず、くみこさんが作曲した新曲を練習。楽譜がなくて、口頭でルー…

調査ビザの手続きが続く

相変わらず続いている調査ビザの手続き。初めて行く別の市役所にて、書類を提出すると、「研究計画書」を提出して下さい、と言われる。既に、ジャカルタに提出し、東京のインドネシア大使館にも提出し、大阪の領事館にも提出し、ジョグジャの市役所でも、2…

アミさん帰国

遊びに来ていた友人、アミさんが帰国。

ウーキルとのコンサート/ディスカッション

iCANでのwipsシリーズの一環として、演奏とディスカッション。ウーキルとぼくが作ってきた音楽をプレゼンし、それについて観客も交えてディスカッションする。司会進行のアンタリクサも上手に進めてくれた。最初に、Lapindo事故地でのウーキル他によるパフォ…

民族音楽学科の作曲の試験

明日のイベントに向けて、iCANにてウーキルとリハーサル。明日は、最初にLapindoの事故のあった場所でのパフォーマンスの映像を上映するとのこと。その後に、ぼくがプレゼンをし、その後、作品を演奏しながら、観客とディスカッションを重ねる。明日の観客と…

ウェリーとメメットの新曲

朝、ニョト先生から連絡がある。 「ぼくの家族と一緒に、クラテンまでご飯食べに行かない?」 と。車で一時間以上かけて、何が待ち受けているのか分からないが、とにかく行くことに。14日のコンサートにお誘いしたことを、ニョト先生は喜んでくれているこ…

スボウォさん降板

スボウォさんから電話がかかってきた。 「マコト、Tembiでのコンサート本番は、何日だった?」 「14日」 「ああ!ぼくは大学の公務で13日から22日まで、メダンに行かなければならなくなったんだ。申し訳ないけど、出演できない。でも、また一緒にでき…

ミロトとダンス

インドネシアでの1ヶ月半が過ぎた。東南アジアでのプロジェクトも、残り1ヶ月半になり、インドネシアは、残り2週間だ。8日にiCANで演奏+ディスカッション、14日にTembiでコンサートを行って、タイに飛ぶ。インドネシアの活動も、そろそろ出口が見えて…

ウーキル宅にて

ウーキルの家を訪ねる。6月8日のiCANでのイベントに向けてのリハーサル。くみこさん、あみさんも同行。ウーキルは、また新しい楽器を作っていた。新しい楽器の曲も含めて、8日には5曲を発表したいと言う。中部ジャワ大震災の2日後に起こったラピンド事…

シスワティさんの卒業試験

ジョグジャに住むスペイン人、チリ人、アメリカ人、日本人の4人が我が家に来て、即興音楽のセッションをする。こちらにいた日本人3人が加わる。7人でのセッションでは、我が家は音が響き過ぎて、お互いの音を聴き合わないと、モワモワになりやすいので、…

ナシバシアシ

6月14日のコンサートに向けて、ギギー君が打ち合わせに来る。コンサートはTembiのミュージアムで、19:30〜と決まる。タイトルは、「Konser Komposisi Kolaboratif Jogjakarta - Jepang」(共同作曲コンサート ジョグジャカルター日本)として、副題…