野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

鍵盤ハーモニカトリオ@クレオール

神戸のクレオールで鍵盤ハーモニカトリオ プログラムは、第1部1)野村誠 てぬき5 2)近藤浩平 鍵盤ハーモニカのための小品集 3)寺内大輔 林道 4)Andrew Melvin トリオ 5)松本祐一 Abraham Variations 3rd Variation 6)橋本裕樹 Super Sonic 7)…

鍵ハモトリオ@ハッセルハウス

宝塚のハッセルハウスにて、鍵盤ハーモニカ・トリオのコンサートプログラムは、第1部1)野村誠 ベルハモまつり 2)橋本裕樹 Super Sonic 3)渡邉達弘 野菜スープの作り方 4)Andrew Melvin トリオ 5)Carl Bergstroem-Nielsen Versnaperingen 6)寺内…

鍵ハモトリオのリハーサル

浜松の片岡家を訪問し、リハーサルしました。 明日、明後日と関西で演奏します。27日は完売ですが、28日はまだ席がありますので、お越しください。主に11月にやった曲の再演ですが、渡邊達弘の「野菜スープの作り方」や野村誠の「てぬき」などもやりま…

エイブルアートの実験

ぼくも少し原稿を書きましたが、こういう本が出ました。生きるための試行 エイブル・アートの実験作者: エイブル・アート・ジャパン出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2010/02/25メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 37回この商品を含むブログ (5件…

これからの予定

大きく言って3つあります。 1)鍵盤ハーモニカ奏者としての野村誠 2)ピアニストとしての野村誠 3)作曲家としての野村誠 これを全部来ると、3つの違った野村が楽しめます。鍵盤ハーモニカを思いっきり聴きたい人は1)、ピアノを思いっきり聞きたい人…

老人ホーム・Remixの予告編

老人ホームRemixの予告編映像を、上田謙太郎さんが作成し、YouTubeにアップしてくれました(約2分)。こちらで見られます。 http://www.youtube.com/watch?v=LbYZ6hyhTWI

ほくさい

3月22日の「野村誠×北斎」に向けて、作曲中。 「巣ごもり地」の譜面を書いているうちに、掛け声を出したくなって、「よ」とか「ほ」と書いているうちに、「ほ」は「ほくさい」になって、いつの間にか、「あ」+「ほくさい」=「あほくさい」になったり、…

門限ズ

本日は、門限ズの日。門限ズ=遠田誠(ダンサー)+倉品淳子(俳優)+野村誠(ミュージシャン)+吉野さつき(コーディネーター)例によって、ヘトヘトになるまで休みなく、汗を流しながら、4人とも踊りまくり、楽器をやりまくり、話まくり、書きまくり、…

ポスト・ワークショップの6回目

BankART Schoolでの野村講座の6回目。本日の講義では、受講生の皆さんが実際にドキュメントを持ち寄り、それを鑑賞しながら話し合う。本日のメモコーディネーターの仕事=板挟みアート 閉じた空間を外部とつなぐ仕事閉じた空間(家庭)=安全、安心 という…

雲井調子

北斎漫画の四重奏の作曲。箏と木琴が真面目に練習していると、虚無僧がやってきて怪しくなり、そこに町民が来て胡弓を弾くと、みんな陽気になる、というアイディアがワークショップで出た。では、真面目に練習する曲をどうするか、ということですが、これは…

かえってきたあいのてさん

あいのてさんで、自主制作番組「かえってきたあいのてさん」を製作中。昨日に続いて、「本」をテーマにした番組づくり。奏法解説を作りました。言葉を使わずにやる方が音が生えるので、結局、あいのてさんは喋らない番組になりそうです。次は、オープニング…

北斎漫画の野村漫曲おどろおどろ

3月22日のコンサート「野村誠×北斎」に向けて、作曲(スケッチ)中。ワークショップで「おどろおどろ系」と呼ばれたもの。即興演奏でやった映像を見ても、十分、面白いので、これを活かしながら作曲。作曲と言っても、例えば、尺八の人は、ある場面では、…

国民読書年に

近年、本屋さんがなかなか売れ行きが悪いらしく、門限ズでも本を売るパフォーマンスを計画しています。今年は、国民読書年らしいのですが、世の中からは、紙の本が減っていく流れです。そこで、あいのてさんで、本で音楽をする番組をつくることに。本日、本…

胡弓と尺八

北斎漫画の四重奏の作曲。先日のワークショップで、胡弓が鳥、尺八が風という設定で行った即興の映像の様子を、文字で書き起こす。こういう楽譜を報告譜と呼んでいる。で、胡弓の演奏を記述した文章を尺八に、尺八の演奏を記述した文章を胡弓の担当する。ど…

北斎漫画を野村漫曲中

江戸時代に実在したかもしれない北斎漫画の四重奏を想像して、そこから逸脱して野村漫曲四重奏を作曲しています。今日は、ワークショップでやった「木琴、尺八、胡弓、箏」というリズムを、新たにチューニングされたLサイズの木琴で弾いたらどうか、と考え…

野村漫曲スケッチ1(巣ごもり地)

で、家に帰ってからは、漫曲のスケッチ。今日のところは、「巣ごもり地」の発展バージョンをいろいろスケッチする。本日は、主に北斎スタイルの12鍵盤Mサイズ木琴の音階を中心に考える。日々、作曲進行していきます。http://www.arts-npo.org/aas/hokusai…

土偶展の後、木琴に出会う

国立博物館で行われている土偶展を見に行き、ついでに常設展を見ていたら、浮世絵のコーナーで、横棒のある木琴の描かれている絵に出会う。この絵は、箏、三味線、木琴という3人組。そして、木琴には横棒あり。横棒の描かれている木琴の絵の本物は初めてみ…

木琴を削り続ける

本日は、3月22日の「野村誠×北斎」に向けて、木琴の調律を行いました。 5時間以上、削り続けましたが、だんだん、コツが分かってきまして、楽しかったのと、削ることで楽器自体の鳴りもよくなるのが嬉しい。これで、4つの木琴の調律が決定。いよいよ、…

板挟みアート

本日は、BankART School「ポスト・ワークショップ」の5回目。ゲストに吉野さつきさんを招きました。ワークショップのコーディネートをする仕事は、プレ・ワークショップとして、板挟みの状況での擦り合わせをするのが大きな仕事のようで、神戸大学の若尾裕…

老人ホーム・REMIX

老人ホーム・REMIX #1というイベントを、3月14日に、BankART NYKで行います。 老人ホーム・REMIX #1 ~野村誠のポスト・ワークショップ14:00〜、18:00〜の2回公演 BankART Studio NYK 2Fライブラリーにて前売り2000円 当日 2500円piano…

鍵盤ハーモニカ50年

P-ブロッコンサートさいたま子ども劇場主催のコンサート。新発売のバス鍵盤ハーモニカHammond BBを使って、演奏しましたが、なかなか可能性を感じました。国産鍵盤ハーモニカが考案されて50年を記念して、いろいろやりたいものです。

工尺譜

「工尺譜(こうせきふ)」というらしいのですが、明清楽の音名の書き方のようです。12月に岡田屋布施さんから借りた歌舞伎で使う木琴に、鍵盤ごとに微かに文字が書かれており、凡、拾、四、乙、上、尺、工、六、四、乙、、、、となっているのですが、調べ…

モモンガ・コンプレックス

モモンガ・コンプレックスの公演を見ました。モモンガ・コンプレックスというのは、complex(=複合体)なので、色んな人が集まったグループなのかと思っていましたが、どうやら若手女性ダンサーのグループのようです。色んなゲストを加えることで、コンプレ…

晶文社のコラム15回目アップされました

晶文社のホームページに連載しているコラム「音楽の未来を作曲する」の第15回、「野村誠×北斎」がアップされました。ぜひ、読んでみてください。http://www.shobunsha.co.jp/column/nom1501.html

800人の小学校と80人の小学校

本日は、長崎市教育委員会のお招きで、長崎市内の2つの小学校へ行きました。鍵盤ハーモニカ・オーケストラ『P−ブロッ』の演奏会です。一つ目の学校は、西浦上小学校。こちらは、全校児童が約800人。 二つ目の学校は、出津(しつ)小学校。こちらは、全校…

著作権の世紀

本日は、長崎に移動中に飛行機に乗る前に、空港の本屋で見つけたのが、著作権の世紀 ――変わる「情報の独占制度」 (集英社新書)作者: 福井健策出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/01/15メディア: 新書購入: 7人 クリック: 253回この商品を含むブログ (48件)…

作為のなさ

BankART Schoolの8回シリーズの講座「ポスト・ワークショップ」の4回目。なぜ、合宿はよくて、集中講義はよくないのか、 前回の野村幸弘さんの話をもう一度考えてみる。前提として、人が集い創作する場としてのワークショップでは、参加者が主体的に関わり…

野村誠×北斎について書く

晶文社のホームページでの連載の15回目の原稿を書いていました。 第14回が、「ポスト・ワークショップ時代」ということで、その内容を受けて、そこから北斎につなげていくような原稿になりました。BankART Schoolで話し合っていること 「考古学的な作曲…

かぎはどこにある

さいたま子ども劇場での、鍵盤ハーモニカの作曲のワークショップ1年生〜6年生までの子ども15人ほどと大人5人ほどが参加ぼくが着くと、子ども達は、だるまさんが転んだをして遊んでいた。こうやって、年の違う子ども達が遊んでいるのは、いいなぁと思う…

あとは、野村誠を×(かける)

「野村誠×北斎」の5回目。11月に2回のトークセッション、12月にもトークセッション、1月にワークショップをやって、今日ワークショップをやったら、次は、来月にコンサートで、完結します。今日の次は最終回なので、そろそろ追い込みです。本日は、北…