野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

鶴見幸代の世界

成田空港に着いて、そこから「作曲家 鶴見幸代の世界」というコンサートに直行しました。鶴見さんの出身地の坂東市の音楽ホールが主催。ピアノの先生をしている鶴見幸代のお姉さんが、全プログラムの80%に出演。ほか、地元のリコーダークラブやら、合唱団…

Soe Tjen Marching

スラバヤ出身でロンドン在住の作曲家のSoe Tjen Marchingと、やっと会えました。Soe Tjenは、インドネシアの作曲家Slamet Sjukurの紹介で、1997年にP−ブロッのために「The Bear's Company」を作曲し、譜面を送ってくれました。この曲は名曲で、98年に…

スラバヤ公演

スラバヤ公演。金曜日は、特にイスラム教の特別な日らしく、午前中はずっとお祈りが聞こえてくる。インドネシアツアー中、お祈りの時間は、音だしが禁止されているので、リハーサルが中断される。昨日のうちに会場でせめて楽器のセッティングだけは決めたか…

スラバヤへ11時間半のバス旅行

ジョグジャからスラバヤへ、バスで移動。 11時間半かかって、ヘトヘト。

ジョグジャカルタの子どもたち

午前中は、ニティプラヤン(2005年に、ここでi-picnicでコンサートをしたアートセンター)で小学生が桃太郎を体験するワークショップ。夜は、ISI(芸大)のプンドポ(と呼ばれる伝統的にガムランやジャワ舞踊を演じる半屋外のスペース)で、マルガサリが…

ジョグジャ公演〜桃太郎はどこへ行くのだろう?

ジョグジャカルタのタマンブダヤ(文化センター)での公演が無事終了しました。300席のところ、あっという間に座席は埋まり、さらに、通路などの座れる場所には、床すわりのお客さん、立ち見などが、少なく見積もっても120人はいて、寿司詰め状態の会場でし…

ジョグジャカルタ公演に向けて

公演会場のタマンブダヤへ。タマンブダヤというのは、文化センターという意味らしく、大ホールと小ホールがあり、小ホールで公演。300席くらい。 タマンブダヤ所有のガムランがとても鳴りのいい楽器で、軽くたたいても音がよくでます。また、会場が予想以上…

コンパス紙一面を飾る

昨夜のジャカルタでのマルガサリの公演、ガムラン・シアター「桃太郎」(音楽監修:野村誠)が、インドネシアの朝日新聞みたいな存在であるコンパス紙の一面に写真が出ました。一面というのが、びっくりです。ちなみに、昨日のコンパス紙の一面にも、写真は…

ジャカルタ公演、外に出たジャパニーズ・ガムラン・シアター

ついに本番です。 野外で、用意した座席をはるかに越えるお客さんが来て、立ち見がいっぱいです。最前列のサイドには、地べたに座っている子どもも多数。用意したパンフレットはあっという間になくなり、マルガサリのCDと桃太郎のDVD(昨年の大阪公演)…

ジャカルタ公演ゲネプロ

衣装やメイクなどの練習は、大変。 みんなインドネシア語でのせりふもかなりいい感じ。野外ステージということで、通行人が立ち止まって見ていくのですが、意外にインドネシア語でのせりふも笑いを誘っていて、いい感じ。野外なので、音が全部抜けちゃうので…

ジャカルタ公演の準備

23日の公演会場であるブンタラ・ブダヤに。ここは、コンパスという日本でいう朝日新聞のような新聞社が所有するアートセンター。そこのホールの屋外に野外ステージを組んで、野外公演になりますが、すごく雰囲気がいいです。竹に照明器具をくくりつけて、地…

成田空港で島袋、そしてジャカルタへ

成田空港で、ジャカルタ行きの飛行機に乗るが、同じ日に島袋道浩もベルリンに飛ぶようで、空港で寿司をご馳走に。野村君のやってるのは、ジャパニーズガムランやなー、なにわガムランか、と島袋。先日のモレーノと野村誠の即興セッションの映像は、豊田市美…

初振付作品に向けて

池袋の東京芸術劇場で、3月31日に、野村誠の初振付作品を上演します。出演は公募で集まる小学生。今日は、その打ち合わせ。音楽とダンス、音楽と身体、これは、長年テーマにしていますが、ダンス作品として発表するのは、初めてで、覚悟がいりますし、ワ…

批評がありました

友人が野村誠に関する批評がウェブ上にあると、教えてくれました。 これは、野村誠の老人ホームでの試みについて論じたものです。 ぜひ、読んでみてください。http://www.soratobuniwa.com/hobby/music/index13.shtmlちなみに、この本を読んで、書いたみたい…

いよいよインドネシアツアー

熊に会うこともなく、青森の森から、東京に戻りました。いよいよ明後日に、インドネシアに行きます。ということで、ガムラングループ「マルガサリ」と共同創作したガムランシアター「桃太郎」(音楽監修:野村誠)のインドネシア公演がいよいよ始まります。…

桃太郎の映像

間もなく、インドネシアツアーですが、昨年の大阪公演の抜粋が、YouTubeに映像がアップされました。http://jp.youtube.com/watch?v=WcIeMilMZLI http://jp.youtube.com/watch?v=0_tT5ccki84&feature=related http://jp.youtube.com/watch?v=Fc-7yCFE2hUこの…

 Ship (Broom) 女たちは ききわけられる アトリウム

昨日に続いて、ACACにて鍵ハモのワークショップ。今日は、作った曲を録音して聴いてみました。新作が4曲できました。できた作品には、本の開いたところにあった単語でタイトルをつけた。以下、できた作品とその解説。==================…

ACAC(国際芸術センター青森)にて鍵ハモ

鍵ハモのワークショップをやりました。子どもはほとんどいなくて、参加者には、40代、50代の人が多いのが特徴。やったこと①:縦に振り下ろす合図で、全員で一斉に単音のロングトーンを鳴らす。振り下ろす度に違う鍵盤を演奏。指揮者が水平に振る時は、前…

国際芸術センター青森に

青森まで来ました。こちら気温は23度。秋です。 展示をし終えた藤本由紀夫さんや、作品制作中のレジデントアーティストの方々(東島毅さん、手塚愛子さん)らと楽しく語り合いました。 http://www.acac-aomori.jp/明日から鍵ハモのワークショップをやりま…

豊田でブラジルセッション

豊田市美術館での展覧会に、島袋道浩が出展しているので、見に行きました。7月27日にロンドンのブラジルカフェで見た作品もあった。もともと美術館で見るために作った作品だし、美術館の壁に、大きくプロジェクションされていると、ますますいい感じです…

P−ブロッの練習

鍵盤ハーモニカ・オーケストラ「P−ブロッ」のリハーサル。9月19日の門仲天井ホールでのライブに向けて。昨日のリハーサルで候補曲があがって、今回は、こうした初期の小品を次々に演奏しようと思っています。20秒〜2分程度の曲を、30曲くらい。30…

ポリデントの歌

老人ホームのさくら苑に。 今日は、大正琴をいっぱい弾いた。大正琴は5弦あって、オクターブ違いの同音にチューニングするのですが、試しに、コードが鳴るようにチューニングしたら、いきなりウクレレ風な大正琴になったりして、別世界で楽しかった。それか…

鍵ハモ小品特集

久しぶりに、P−ブロッのリハーサルです。まずは、ベートーヴェンの「熱情」のしばてつアレンジ。シリアスなベートーヴェンが、なんともおかしなコミカルな曲になっています。これ、久しぶりにやってみたけど、笑える。ジョン・ケージの「クアドリベ」もいい…

夜のあいのてさん+スズキキヨシ

1 ペットボトルメモリー 2 イシテクノ 3 ピンポンマリンバ 4 風船フリージャズ 5 風船ワルツ 6 尾引浩志ソロ 7 くつがえさー音頭 8 スズキキヨシ+ナカモトマサシ+あいのてさんセッション アンコール あいのてエンディングテーマ夜のあいのてさんで…

昼のあいのてさん@逗子文化プラザ

昼のあいのてさん。5月の沖縄ライブのプログラムの改良型。1 ホーメイソロ 2 あいのてエンディングテーマ 3 イシテクノ 4 ピンポンマリンバ 5 風船ワルツ 6 ストロー笛のつくりかた 7 アラビアンストローナイト 8 オーアー 9 カラダディスコ 10 …

アクセと音楽のセッション

東京に戻ってきて、アクセサリー作家、江渕未帆さんの個展の関連ライブに出演しました。 アクセづくりワークショップでは、ストローと針金と石で指輪を作りました。これが、楽しいし、なかなかいいのができた。トークコーナーでは、5分たったら、音楽が始ま…

インドネシア語と英語と日本語で

インドネシア公演に向けて、「桃太郎」の練習です。インドネシア語と英語と日本語が混在していて、観客は、インドネシア語はみんな分かるとして、英語が分かる人、日本語が分かる人が混ざっている感じが予想されています。「ししばば ししばば ししばかり」…

無犯罪証明書など

オランダのジャズフェスティバルの件で、一見打ち合わせ。まだ、未定ですが、決まるといいな。それから、10月にイギリスの小学校でワークショップする件で、日本の警察で無犯罪証明書をもらってくれ、と頼まれて、警察に行ってみましたが、けっこう面倒く…

桃太郎のリハーサル

再び大阪に戻って、マルガサリとの練習。インドネシア公演を目前に控えていますが、これから作品を完成させていくわけでも、解体していくわけでもなく、ただただ、生きている作品として、作品が自然に呼吸し、生き生きするように、命を吹き込むこと。それが…

アトリエ幻想工房に

岐阜に来ました。野村幸弘さんが始めたアトリエ幻想工房に。1階には、約100点の絵画と、約100点の木彫が。すべて、野村幸弘作品。常設個展というのをやりたかったそうです。2階は宿泊可能スペースということで、アーティスト・イン・レジデンス用。…