野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

鍵盤ハーモニカ・オーケストラ「P−ブロッ」リハーサル2日目

9月2日の門仲天井ホールでのコンサートのためのリハーサル。 本日も濃密なリハーサルでした。 しばさんの日記も参照してください。 http://blog.livedoor.jp/shibat9/archives/50707161.html加奈ちゃんの日記も http://blog.goo.ne.jp/kananagano/

御喜美江さん、鶴見幸代さんとのリハーサル

今日も行きました、ティアラこうとう。アコーディオンの御喜美江さんが帰国されて、今日から野村誠+鶴見幸代作曲のブログ音楽のリハーサルです。御喜美江さんが、野村誠10曲、鶴見幸代が11曲書いていて、作曲は現在も進行中ですが、9月7日の演奏会は…

P-ブロッの練習

9月2日のP-ブロッいつの間にか10周年コンサートに向けてのリハーサル。レパートリーが絞り込めていないので、このままではコンサートが深夜まで終われなくなっちゃうので、曲目を泣く泣く厳選。毎年1曲ずつとしました。1996年 結成初ライブで初演した 江…

鶴見幸代「ピンクの人」リハーサル

今日は、ティアラこうとうで、鶴見幸代作曲の「ピンクの人」のリハーサルです。鍵ハモの2重奏。かなり難しいので、昨日もNHKの収録の帰り道など電車の中で、ずっと譜読みをして指を動かしながら車内練習をしていました。今日は、作曲者自身と初合わせ。…

粘土、筒の収録

今日は収録でした。 かなり面白かったです。 エイちゃんが、リハの時より圧倒的に成長著しいです。

以上の日記を踏まえて

マルガサリの自立、そんなことを、ぼくはすっかり忘れていて、第5場を構成しようとしていました。さてさて、過去の日記を読み返して、もう一度、今から本番までに何をすべきか考えようと思います。

2005年第5場初演の日の日記より

桃太郎第5場初演。ストーリーは、第4場の戦いで、桃太郎は戦いに敗れ死んでしまう。うろたえる鬼。そして、第5場では、鬼は大きな袋を引きずっている。袋の中身は何か、船着場の番人、哲学者、空手家、たまご大王が、それぞれの見解を述べる。誰も真実は…

2004年第4場初演の日の日記より

よりによって、「鬼が島での戦い」の場面を9月11日に上演することになった。フィクションの民話「桃太郎」だが、9月11日に戦いの場面を上演するからには、それなりの覚悟と考えがいる。ところが、マルガサリのメンバーと話をしても、そもそも誰も戦い…

もう一つのガムランプロジェクト「桃太郎」

昨日、碧水ホールの「野村誠の世界vol.4」が無事終わりました。ラジオ沼で、座布団に関する面白いコメントがあります。以下で聴けます。 http://sweet.podcast.jp/home/numa/archives/release/main/2006/08/28_161244.html今日は、もう一つのガムランプロジ…

なんもない

今日は、碧水ホールでの「音楽ノ未来 野村誠の世界vol.4〜ガムランをめぐって」でした。第1部はワークショップで作ったガムラン作品「青ダルマどん」。この作品の構成は、ほとんど7歳のタクミが言ったことに基づいています。最初は緊張しないやつがいい、…

青ダルマどん

まず、お願いです。明日、滋賀県甲賀市の碧水ホールで行われるコンサート「音楽ノ未来 野村誠の世界vol.4〜ガムランをめぐって」に来ようかどうしようか迷っている人、少しでも来ようと思った人は、何が何でも来てください。日本のほかのどこでも見られない…

アジアプロジェクト

アジアプロジェクトのメンバーで、ロケをしました。水口城跡の周りを歩きながら演奏しているうちに、高校のグランドに迷い込み、そこからの演奏が、相当よかったです。夕食後は、ホールでも1時間にわたり即興セッション。相当、面白いです。林加奈の33歳…

片岡祐介を退治する子ども達

今日のワークショップには、片岡祐介さん、尾引浩志さんが来ました。自己紹介代わりに、二人に演奏を聞かせてもらいました。演奏は、途中で石の2重奏があったり、いろいろ展開して、途中で片岡さんがコミカルな動きを見せると、子どもたちが片岡さんにちょ…

あいのてリハーサル#14「粘土」、#16「筒」

滋賀県甲賀市のホテルを朝6時半に出て、京都駅に8時に着き、渋谷のNHKに11時に着。新幹線の中では爆睡でした。今日は久しぶりに「あいのて」のリハーサルです。ガムランのワークショップの日程が決定する前に、NHKのリハーサルが決まっていて、ワ…

踊れ!ベートーヴェン

夜はガムラングループのティルト・クンチョノとのリハーサル。ぼくが10年前に作曲した「踊れ!ベートーヴェン」(1996)のリハーサルです。2時間強、みっちり練習しました。10年前27歳の時に書いた曲ですが、よくできています。楽譜にきちんと作…

指揮者が登場

碧水ホールのワークショップ2日目。またまた、みんな楽しそうに楽器を鳴らしまくって始まりました。このまま放置しておいても、みんな十分楽しそうですし、いっぱい面白い発見があるのですが、昨日とは違ったアプローチをしてみたかったので、今日は、どう…

BIG ISSUE

BIG ISSUEの取材を受けました。この雑誌は、ホームレスの人が販売し、200円のうち110円を売ったホームレスの人がとる、という仕組みで有名な雑誌です。「老人ホームに音楽がひびく〜作曲家になったお年寄り」(晶文社)を読んでの取材でしたが、さくら…

アナン、スボウォ到着

今日は、インドネシアから、ヨハネス・スボウォ、タイからアナン・ナルコンが到着。2005年の5月にインドネシアで会って以来、1年ぶり。以前、タイとインドネシアに行って、現地の音楽家とコラボレートしていた作曲家の樅山智子さんが、アナンを紹介し…

非伝統音楽、ガムラン創作ワークショップ1日目@碧水ホール

滋賀県甲賀市の碧水ホールでのワークショップ1日目。このホールは、日本で唯一のジャワ・ガムランのフルセットを所有する公共ホールです。日本中のほとんど全ての公共ホールは、グランドピアノを所有しています。また、かなり多くのホールに、パイプオルガ…

公開選考会2日目

昨日に引き続き、東京芸大の取手の美術館で、選考会。まず、応募してくれた251件の皆さん、本当にありがとうございます。「取手アートプロジェクト(TAP)」が何なのか?何を目指しているのか?どういうつもりで、藤本さん、ヤノベさん、ぼくをよんだ…

公開選考会1日目、ヘトヘトです

取手アートプロジェクトの公開選考会の1日目、ヤノベケンジさん、藤本由紀夫さんと。250件以上の応募があり、しかも、どれも書類が分かりにくいので、セールスポイントや面白さを解読するのに、ヘトヘトです。添付のCDやDVDなども、全部に一応、目…

書店ライブ

本日は、青山ブックセンター本店でのイベントで、P−ブロッのインストアライブでした。鈴木潤さんが欠席で、今回も4人ライブです。3月のマリンバライブでは、5人(+片岡さんゲスト)でやりましたが、5月の大阪では3人、7月の千葉でのASOなみなみでも4…

坂野さんのコメント

昨日、坂野さんが言っていたこと。「あいのて」がすごいのは、テレビのセオリーを全く知らない人たちが、テレビ番組づくりに入れていること。今までは、そういう人たちは踏み込めなかったし、業界のやり方に合わせることを強いられた。だから、NHKもここ…

作曲研究会

坂野さんと盛り上がったので、これから時々会って、研究会をすることにしました。将棋の棋士もプロ同士で集まって研究会ってやったりしてるし、ぼくらも研究会します。

メモリー・オブ・花見

鶴見幸代さんとの交代作曲。T09「メモリー・オブ・花見」が届きました。このタイトルを見て、メモリーの次は物忘れの曲にしよう、と思いました。思い出がだんだん忘れられて薄らいでいくけど、かすかに残っている感じ。だから、鶴見さんの曲の断片を、し…

P-ブロッ

岐阜から帰って来て、P-ブロッの練習です。明日(19日)は、青山ブックセンターでのインストアライブです。明日はやらないですが、9月2日にやる予定のジョン・ケージの「クアドリベ」、チャイコフスキー(しばてつ編曲)の「白鳥の湖」もやってみました。最…

久石譲さんと近藤譲さん

ミニマル・ミュージックから遠く離れた2人の譲、久石譲さんは商業音楽の道へ行き、「ミニマル」への未練を本に著し、近藤譲さんはアカデミズムの道へ行き、「ミニマル」への言及を断つ。なんだか、この二人でコラボレートできたらいいのに、と坂野さん。「野…

近藤譲さんとミニマル

一方です。近藤譲さんです。こちらの本(「音楽という謎」)には、一言たりとも「ミニマル・ミュージック」という用語は出てきません。逆に、こちらは、ミニマルとの関連を一切断ちたい、と思っているように、ぼくは推測してしまいます。70年代の「線の音楽…

久石譲とミニマル

久石譲さんの本と近藤譲さんの本を読みました。久石さんは、映画音楽で成功した作曲家で、本はすごく素直に書かれていて面白いです。本の中で「ミニマルミュージック」という言葉が何度も出てきます。必要以上に出てきます。例えば、以下のような文章があり…

坂野嘉彦さんと会う

野村幸弘さんとの用事が終わった後、日帰りで東京に戻ろうと思っていましたが、片岡祐介さんがひょっとしたら岐阜にいるかも、と思って、携帯に電話したら、いました。だいたい、勘の働く通りに動けばいいのですが、片岡由紀さん、そして、作曲家の坂野嘉彦…